映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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クロワッサンで朝食を




原題:Une Estonienne a Paris
監督:イルマル・ラーグ
出演:ジャンヌ・モロー、ライネ・マギ、パトリック・ピノー他
製作:2012年フランス・エストニア・ベルギー合作
上映時間:95分
配給:セテラ・インターナショナル
オフィシャルサイト



ストーリー:

故郷エストニアで、長い介護生活の末に母を看取ったアンヌ。
そんな彼女のもとに、あこがれの街パリでの家政婦の仕事が舞い込む。
しかし彼女を待ち受けていたのは、高級アパートでひとり寂しく暮らす気難しい老女フリーダだった。
そもそも家政婦など求めていないフリーダはアンナを冷たく追い返そうとするが、アンヌを若き日の自分と重ねるうちに心を開いていく。


  



気難しい老婆の世話をすることになった一人の中年女性が主人公。

最初は、クロワッサンはきちんとしたパン屋のものしか食べないわ、わざとカップを傾け紅茶をこぼし拭かせるわ、古典的ないじわる婆さんだったが、それほど時間をかけることなく案外あっさり家政婦を受け入れるようになる。


クロワッサンで朝食を01


気の強いお婆さんフリーダはジャンヌ・モローが演じる。独り身でも身なりを綺麗に整え、プライドが高い女性。

上画像は家政婦アンヌ(ライネ・マギ)に自分の服を着せて愛人のカフェまで出かけるシーン。サラリとしたトレンチコートがフランスっぽい。

このトレンチ姿が、それまで薄幸さがにじみ出ていたアンヌをキラキラ輝いた女性に見せ始める第一歩となる。

フリーダとも上手い関係を築くことができ、フランスでの生活を楽しみ始めたアンヌの変化が彼女の服装に表現されている。
心の変化をファッションで表すところがお洒落。


クロワッサンで朝食を03


フリーダのこちらの着こなしはココ・シャネルを彷彿とさせる。
フリーダが若い頃はきっと美しく洗練されたファッショニスタだったんだろうなと想像させられる。

この映画は女性2人のファッションにそれぞれの性格がわかりやすく表現された作品。


クロワッサンで朝食を02


アンヌを雇ったフリーダの愛人(元愛人?)の男。彼とアンヌは少しづつ惹かれて行くけれど、決定打を描かずラストシーンを迎えるモヤモヤ加減がフランス映画っぽい。


気が強いけれど実は不安で孤独を抱えながら生きるフリーダ。
自信がなく人生に寂しさを感じていたアンヌ。

2人の女性の出会いは運命的なものだったのだろう。
互いの孤独を癒し、信頼できるパートナーを見つけられた喜びが静かに感じられるラストシーンは心にぽっと灯がともったような温かさ。



クロワッサンで朝食を





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原題:L'annulaire
監督:ディアーヌ・ベルトラン
原作:小川洋子
出演:オルガ・キュリレンコ、マルク・バルベ他
制作:2005年フランス
上映時間:100分
配給:エレファント・ピクチャー


ストーリー:

「博士の愛した数式」の小川洋子による同名小説を原作として、フランス人監督のディアーヌ・ベルトランが映画化した密やかなラブストーリー。

不慮の事故で薬指の先端を失ってしまったヒロインが、ミステリアスな標本技術士との出会いによって、”新しい世界”に足を踏み入れてゆく様を描く。

シャルロット・ゲンズブールやヴァネッサ・パラディに続く”フレンチロリータ”と称されるフランスのトップモデル、オルガ・キュリレンコがヒロインに扮し、その美しい存在感を披露。

ある日の夏、21歳の美しい少女・イリスは、不慮の事故で薬指の先端を失ってしまう。
そのことがきっかけで仕事を辞め、近隣の港町へ引っ越す。
そこで標本技術士の男と出会い、次第に特別な関係が生まれ・・・。





薬指の標本2


小川洋子の小説が大好きだ。たくさん読んだ中、「薬指の標本」は最も忘れられない物語のひとつ。

静かな中に死を漂わせるのが得意な「小川洋子的作品」。

それがフランス映画になるとは、まさに私の中でどんぴしゃ。

この物語、実にフランス映画っぽいなと感じながら読んだのを覚えていたもので。

静かな静かなお話です。

ベス・ギボンスの音楽が実に素敵。ピアノ曲。歌っているものもある。

ささやくようなつぶやくような音楽は、「薬指の標本」にぴたりマッチする。

21歳の主人公イリス(オルガ・キュリレンコ)は、工場で働いている時に機械で片手の薬指の先を切断してしまう。

薬指の標本1


工場で働けなくなった彼女は職を探し、見つけたのが「なんでも標本にする」不思議な仕事。男がひとりでやっている。

写真は、ひとりの少女(17歳くらい)が持って来たキノコ。

試験管に浸されたキノコはキラキラしてゆらめいていて、美しいと感じるイリス。

でもなぜこんなものを標本にしたいのか?と不思議がる彼女に白衣を着た標本技術士の男(マルク・バルベ)は答える。

少女の家が全焼し、すべて失った中、たったひとつ残されたのが、焼け跡になんとか根を張っていたこのキノコだったのだと。

たいていの人は、触れたくない過去を封じ込めるために、ここを訪れ標本を希望するのだと。

そして、たいていの人は標本にしたことで安心し、二度とここを訪れないのだと。

この少女はのちに、再び訪れる。自分のほほにできたヤケドを標本にしてほしいと。

ヤケドを標本に?

了解した男は少女を地下室へ連れて行く。
そして、二度と彼女は姿を見せなかった。

この頃から、イリスは、標本にするということが「死」を意味することもあるのだと悟る。


マンションのようなアパートのような建物の一室と地下を職場にしているので、別室の住人がお茶を飲みに来たりもする。

だけどなぜかみんな物言いたげでじっとイリスの目を見つめる。

これはあとでわかるのだが、標本の仕事を始めた女性たち(といっても受付だけで、実際に標本にする仕事はしないのだが)は皆いつの間にか消え去ってしまうから。

結論から言ってしまうと、彼女達は男に殺されているのだろう。

だが彼は変質殺人者や快楽殺人者ではない。そこで働く女性はなぜか皆、自分自身を標本にしてもらいたいと切望する心理状態になるらしいから。自ら切望する。

イリスもラストシーンで標本記録として自分の指と記入し、作業が行われる地下へ降りて行く。

そしてドアを開け、履いていた靴を置き、まばゆい白い光の中へ足を踏み入れ、ジ・エンド。

薬指の標本3


物語の中で重要な意味を持つのが、男がイリスに贈る靴。

男はイリスに、寝る時以外必ずいつでもこの靴を履いてくれ、と約束させる。

写真では押さえたレトロな色調になっているが、実際は赤い靴。ぱきっとしたポップなトマトレッドではなく、ボルドー寄りの落ち着いた上品な赤い靴。

靴のサイズを伝えたわけでもないのに、驚くほどぴったりイリスの足にはまる靴。

シンデレラのガラスの靴を思い出す。

でもそんなロマンチックなものではなく、いつでもどこでもこの靴を履くことによって、イリスの心が男に捕らわれていくことになろうとは。

男に、という表現は少し違うか。

男の手によって自分の一部を標本にしてほしい、という思いに捕らわれていくと言ったほうが正しいか。

そこにあるのは愛ではない。
支配されたいという欲でもない。

ただ、標本を敬い慈しむ心というか・・・。あれ?こうして文字にしてみると、やはり変態っぽいかも。

フランス映画の独特な雰囲気と、ささやくような語り口調というのは、冷静に考えればおかしいはずの行為も、詩的にロマンチックに仕上げてしまう危うさがある。

まずいまずい、洗脳されかけた。
実話じゃなく映画だから、一時的な洗脳なら良いとしよう。


イリスを演じるオルガ・キュリレンコのピュアな美貌が際立つ作品だった。

オルガ・キュリレンコは、フランスのトップモデルでもある。

素っ裸になるシーンもある。日本の雑誌モデルでは考えられない。

作品の中で、季節は夏まっさかり。

エアコンがない標本接客部屋は、暑くて汗だくのイリス。

細くて長くて白い首に、大きくデコルテが開いた服を着たオルガ・キュリレンコはそれだけで美しく妖艶だ。

小花柄のワンピとか、ふわっとしたシフォンスカートとか、素朴なファッションもかわいかった。


原作にはないシーンもあったけど、ほぼ原作どおり。

静かに静かに、サスペンス的要素とエロティックさを匂わせながら物語が進行する様に、ひっそり息を飲む。

原作は小説だから色も画像もないけれど、映画のほうが色彩がはっきりした印象だった。

アートディレクションにこだわったというから、納得。

といっても、フランス映画のセピア色をまとっているかのようなレトロ感も健在だった。

ワンシーンごとが絵画のように美しい映画。

そして、美しさに見とれつつ、微かに鳥肌たっちゃう映画。

そして、自分だったら何を一生残す標本にしたいか考えずにいられない映画。


薬指の標本(DVD)


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¥1,481→¥1,000


原題:I DON'T KNOW HOW SHE DOES IT

監督:ダグラス・マクグラス
出演:サラ・ジェシカ・パーカー、ピアーズ・ブロスナン、グレッグ・キニア他
製作:2011年アメリカ
上映時間:90分
配給:ファインフィルムズ
公式サイト


ストーリー:

ボストンの投資銀行に勤めるキャリアウーマンのケイト・レディは、幸せな家庭もやりがいのある仕事も、すべてを手にした「勝ち組」。
しかし、大きな仕事を任されて家族に会える時間は減っていき、仕事と家庭の両立に悩んでいた。
そんなある日、魅力的な上司がケイトの前に現れて……。


  


ケイト・レディが完璧な理由1

妻、母、キャリアウーマン。バタバタと3役をこなすケイト・レディ(サラ・ジェシカ・パーカー)。

タイトルからして、多忙なのにそれぞれをそつなくこなす女性が登場するのかと思ったら、そこはサラ・ジェシカ・パーカーらしいというか、おっちょこちょいでかわいらしい役柄の女性だった。

ケイトの頭にシラミがいて、掻きむしるシーンが笑えた。現代のアメリカを描いた作品だが、シラミというのは普通なの?シラミ駆除サロンのようなものも登場して、文化(体質や環境と言った方が良いのだろうか)の違いに驚き。

ボストンの投資会社でファンドマネージャーをこなすケイトは、仕事大好き人間。同時に夫も子供達も愛していて、家庭も大事にしたいがゆえ、毎日走り回っている。

ケイト・レディが完璧な理由3

ダンナさんであるリチャード(グレッグ・キニア)がとても理解があるなと感じた。子育てや家庭の雑事もきちんと果たすし、日々セカセカしている妻に苛立つこともない。

この作品の良いところは、夫婦仲が円満なところ。

ダンナが「仕事と家庭とどっちが大事なんだよ」なんてバカ台詞を吐くことはない。ケイトも優しく理解があり、協力的なリチャードに不満は持っていない。

リチャードはリチャードで、建築士として独立しそれなりに忙しい様子。とは言ってもケイトのほうが忙しそうに見えるけど。

ケイト・レディが完璧な理由2

大きなプロジェクトを達成するため、忙しさに拍車がかかるケイト。二人三脚で仕事を進めるのは、ニューヨーク本社の責任者ジャック(ピアース・ブロスナン)。

ここにピアーズを持って来るということは、ケイトと浮気をしてしまうとか、夫婦仲がこじれるキーポイントになるとか、そういった多少のハプニングを想像してしまう。

実際、ちょっとはリチャードも焼きもちを焼いたし、ジャックはケイトに惹かれて行く。

だけど、ケイト自身が夫を愛し、ジャックには感謝と尊敬の念以上のものを抱かなかったことが軸となり、ハプニングは起きずに終了。妻を病気で亡くしたジャックには、キャリアウーマンであるママ友を紹介するケイト。

早く子供に会いたい、少しでも子供といっしょに時間を過ごしたい、という気持ちを抑えつつ、いつも会社の言うなりに動いて来たケイト。そんなケイトが、ラストシーンで上司にはっきりと意思を伝えるシーンが好印象だ。

「それでもだめならクビにして下さい。でも私やめませんから」という言葉が良かった。こんな台詞は口にしたくてもなかなかできるものではない。

どんなに忙しくとも、それぞれ全てを愛し、自ら選んでいるのだから、楽しくて充実していて仕方ない、といったケイトは始終キラキラ輝いている。イライラもせず前向きで明るいケイトのようになることはなかなか難しいかもしれないが、目標にはできそう。

働くママが思わず憧れてしまうであろう作品。


ケイト・レディが完璧な理由




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【2013/09/15 23:42】 | 「か」行
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英題:About Elly
監督:アスガー・ファルハディ
出演:ゴルシフテ・ファラハニ、タラネ・アリシュスティ、シャハブ・ホセイニ、メリッラ・ザレイ他
製作:2009年イラン
上映時間:116分
配給:ロングライド
予告編


ストーリー:

ささやかな週末旅行を楽しもうとカスピ海沿岸のリゾート地を訪れた大学時代の友人たち。
その参加者の中に、セピデーが誘ったエリもいた。
初日は楽しく過ぎるが、2日目に事件が起こる。
海で幼い子どもがおぼれ、何とか助かったものの、エリが忽然と姿を消してしまったのだ。
パニックに陥った一行は懸命に捜索を続けるが、エリの姿はどこにもなかった…

 
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イランの映画って見たことないかもしれない。もしくは、見ているのかもしれないけれど、印象に残っていないのかもしれない。

「彼女が消えた浜辺」は、ツタヤでDVDを手に取り裏を返し軽く物語背説明を読んだだけの前知識。
友人がバカンスを過ごしに海へ来た。誰だかよくわからない「エリ」という女性が急にいなくなった。彼女は何処へ?と、これくらいの乏しい情報量。

なんとなくサスペンス映画なのかなと思った。
サスペンスはあまり得意ではないけれど、ジャケットを見る限りおどろおどろしいシーンはなさそうだなと思い借りてみた。

だけど、いざふたを開けてみれば、サスペンス要素は全くなかった。
日常にありがちな、人間関係にありそうな、身近な事を描いた内容。

20分くらい観ていて、なんだか集中できないなー、気分が盛り上がらないなー、と感じて気づいたことがある。

音楽や効果音が全くないのだ。

これってイスラム風?いや、この作品ならではの演出なのかな。
最初から最後まで、波の音と人間の話し声のみ。

そしてもうひとつ。
登場人物が女性なら女性、男性なら男性で、それぞれみな似て見えるのだ。これは単にお国柄が違うことが原因なのだろうか。みな似て見えると、面白みに欠けるということを今作で初めて知った。

とにかく、字幕にさえ集中できず、20分くらい観てあきらめもう一度イチから観直した。そうしてどうにか最後まで終えることができた。

彼女が消えた浜辺

物語は、楽しいバカンスからスタートする。カスピ海沿岸で、友人とその子供たちが集い楽しむ。
一番の目的は、アーマド(シャハブ・ホセイニ)に女性を紹介すること。セピデー(ゴルシフテ・ファラハニ)が子供の幼稚園の先生エリ(タラネ・アリシュスティ)を連れて来た。

アーマドはエリを気に入り、うまくいくのかなと思いきや‥‥

バカンス2日目、幼いアラーシュが海で溺れる。慌てふためく大人たちの手により、一命を取り留めるアラーシュ。エリに子供たちを見ていてねと頼んだのに‥あれ、エリは?と、今度はエリがいないことに気づく。

そこからが、この映画の見どころ。

エリは子供を助けに海へ入ったのではないか、と再び大人たちは慌てふためき探し始める。海へ飛び込み、セピデーも半狂乱になりながら。

ところがエリは見つからない。

そこからは全てそこに集った大人たちの想像と言い分。

エリは気を悪くして帰ったのではないか?
そんな勝手な性格なのか?
カバンを置いたまま帰るか?
やはり子供を助けに海へ入り溺れ死んだのではないか?

とまあ話は尽きない。
だいたい、エリという名前以外誰も何も知らない。唯一セピデーだけはエリを連れて来たわけだから彼女のことをいろいろ知っているはずなのに、言っていることが曖昧。子供の幼稚園の先生だという話も本当だかどうだか。

途中からエリの兄だという人物が加わり、さらにややこしくなる。というか、セピデーがいろいろ皆に隠し事をしていたことが明らかになる。

エリには兄はいない。
たぶん兄と名乗る人物はエリの婚約者だ。
実はエリは婚約を破棄したがっていた。だからアーマドを紹介することにした。

というセピデーの告白が始まり、みなエリの婚約者にどのように状況を伝えるべきかで再び論争となる。

とにかくまあ、みなで話し合うシーンが多い。
しかもエリの行方がわからないから、想像を軸に話を進める。

セピデーに苛ついた。
エリのことを心から心配し、最初は友情に厚い女性だなと思ったけれど、それは自己防衛のためでもあったのだ。

婚約者がいるからと、新たな出会いにためらっていたエリに対し、半ば強引に今回の旅行に誘ったのはセピデーだった。だから、婚約者に真実を告げたら自分がどのような目に合うか恐れていたのだ。仲間にも、なぜ婚約者がいるのに黙っていたのか、とすでに責められていたから。

「エリの名誉のために」「エリがかわいそう」などと口にしながら、最終的にはエリの婚約者に対して自己防衛のためうそをつく。それが深く彼を傷つけることを知りながら。

予告編の最後に「私の底に、もう一人の私が眠っている」とあるけれど、あれはエリについて指し示しているものではなく、控えめで善人らしく見えるセピデーを示している言葉だろう。

思い返せば、エリもうそで取り繕っていた感がある。家族にもセピデー達にも何かを隠しているような影を感じさせる表情が多かった。ってことは、エリとセピデーは似た者同士か。

結局、なんのことはない、エリはやはり子供を助けに海へ入り溺れ死んだのだった。婚約者が遺体と対面し物語は終了。

セピデー以外の人間はみな真実を知らなかったわけだから、嘘をついたり取り繕ったりと、人間の情けなさを演じたのはセピデーただ一人だったということになる。あとは死んでしまったエリ。

この映画、主人公はセピデーでいいのだろうか。
特に際立つ女優でもなかったけれど、終始不安に包まれた表情は実によく似合っていた。

イスラムの女性は、やはり頭に布を巻きずるずるっとした長い地味な服を着ていた。イメージ通りなのね、とこの映画で確認できた。

彼女が消えた浜辺


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【2011/12/06 00:34】 | 「か」行
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¥1,481→¥987


原題:THE GREEN HORNET
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ他
製作:2010年アメリカ
上映時間:119分
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


ストーリー:

昼は新聞社の青年社長だが、夜な夜な相棒と共に犯罪者と戦う正義の味方グリーン・ホーネットの活躍を描いたドラマシリーズのリメイク版。


  
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この手の映画はあまり得意ではないのだけど、キャメロン・ディアスが出ているということで観てみることにした。
ヒロインというほどの活躍もしないけれど、女性出演者はほぼキャメロンだけ。だけど‥

グリーン・ホーネット

結論。
これはキャメロンじゃなくてもいい。

だけど、キャメロン出演じゃなかったら、興行収入はかなり減ったのではないかと推測されるけれど。

過去のテレビドラマ版では、日系中国人カトー(ジェイ・チョウ)役を名が売れる前のブルース・リーが演じたということだから、そちらのほうがインパクト感じる。ちなみに、元の発音は「ケイトー」となるそう。

父親が蜂に刺されて死んだブリット(セス・ローゲン)が、レノア(キャメロン)の美しさに惹かれ自分の秘書とする。
父親の下で働いていたカトーもレノアに惹かれ、ちょこっとデートもする。

だけど、それだけ。
もっと、キャメロンが2人の悪を倒す行動に絡んで来たらおもしろかったのに。キャットウーマンまでとは言わないけれど、ぴたっとした黒い衣装に黒いアイマスクでもして、3人で悪をなぎ倒して行くとか。
でもそれではありきたりかな。
たぶん、ただ、キャメロンの変装姿が見たいだけかもしれないな。

とにかくキャメロンの影は薄い。

グリーン・ホーネット

横暴な仕事人間であった父に反発するように遊びほうけていたブリット。だけど、父の死後、全くやる気がないまま、否応がなしに社長という座につく。

豪邸で、父の小間使いをしていたカトーと出会う。おいしいコーヒーを入れるカトーは、頭脳明晰。何でもこなしてしまう男だった。
密かに亡き父につくらされていたという、何台ものスーパーカー。
拳銃で打っても傷なくはね返し、いろいろな仕掛け満載の車。

それを見てすっかり興奮した単純なブリットは、カトーとともに町で悪事を働く人間をこらしめようと意気揚々。
仕掛け満載の車を「ブラック・ビューティー」と呼び、それに乗り夜の町を悪事を求めてかけつける。
自分たちを「グリーン・ホーネット」と名付け、すっかりヒーロー気分。

おちゃらけた子供のようなブリットと冷静沈着なカトーは、いいコンビ。といっても、ほとんどカトーの活躍ばかりだけれど。

新聞社の社長であることをいいことに、ブリットは新聞の一面でグリーン・ホーネットを扱い世間を注目させる。

グリーン・ホーネット

だけど、そんな思いつきの軽はずみな行動が、警察や政治家をも見方につけるシュドノフスキー(クリストフ・ヴァルツ)をいらつかせることになる。

彼は冒頭ですでに人を殺していて、殺人をなんとも思わない悪党。
だけど、今作はコメディタッチだから、シュドノフスキーもちょっと変人っぽくコミカルに描かれている。

グリーン・ホーネットの命を狙うシュドノフスキーと、大勢の手下たち。
だけど、父の死がシュドノフスキーや言い寄って来る政治家によるものだと知ったブリットは、ここではじめて本物の正義感を表し始める。

逃げたり追いかけたりというお決まりのシーンがあったけれど、やはり最終的には正義が勝つ(正義ってほどではないけれど)。
シュドノフスキー達を負かし、ブリットは真面目に働く気配を見せつつジ・エンド。

一番存在感を感じたのは、カトー。
冷静な役柄なぶん、ちょっとした焦りや怒りが際立って感じた。

内容の浅い、ヒーロー・アクション・コメディとでもいったかんじ。


グリーン・ホーネット


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【2011/11/08 23:23】 | 「か」行
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