映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:LETTERS TO JULIET
監督:ゲイリー・ウィニック
出演:アマンダ・セイフライド、クリストファー・イーガン、ガエル・ガルシア・ベルナル他
製作:2010年アメリカ
上映時間:105分
配給:ショウゲート



ストーリー:

「ロミオとジュリエット」で名高いイタリア・ベローナで行われている、世界中から届く恋愛相談の手紙に「ジュリエットの秘書」と呼ばれる女性たちが返信する「ジュリエットレター」を題材にした恋愛ドラマ。


  


「マンマ・ミーア」の約2年後に公開された作品。
どちらの作品でもアマンダ演じるのは「ソフィー」。

名前が同じということでどうしても役柄のイメージもかぶってしまうが、はじけるように元気なマンマ・ミーアのソフィーに比べると、今作のソフィーは少し感情を押し殺すタイプ。記者になりたいと願いつつ、調査員という仕事をしているソフィーは賢そうな女性。

ジュリエットからの手紙1

年間5,000通も届くジュリエットへの手紙。どれも主に恋愛の悩み。それに返事を書く「ジュリエットの秘書」という仕事を知るソフィー。

なんてロマンチックな仕事なのだろうか。イタリアらしなんて勝手に思ってしまう。実話に基づいた話なのだから、なおさらだ。

たまたま崩れた壁に隠されていた古い手紙に心を打たれ、書き主のクレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)に返事を書くことを自ら申し出たソフィー。

忘れそうになるが、この時ソフィーは婚前旅行中だったのだ。未来の旦那様になる予定の男ヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、ソフィーそっちのけで仕事のことが頭から離れない様子。

ジュリエットからの手紙2

旅先のソフィーに会いにわざわざイギリスから来てしまった、クレアと孫のチャーリー(クリストファー・イーガン)。祖母を惑わさないでくれと、初対面はいまいちの2人も、最後には想い合うようになる。ここは想像通りだった。

婚約中のソフィーだったけれど、自分の仕事に夢中で話しさえまともに聞いてくれない婚約者だもの、いつか愛想を尽かすだろうと予想していた。悪い男性ではないのだが。

ソフィーとクレア、チャーリーの3人で、クレアのかつての想い人を探す旅に出ることになり、皆徐々に互いのことを知って行く。

ジュリエットからの手紙3

クレアはとっくに2人の気持ちに気付いていて、特に孫であるチャーリーをけしかける。

このクレア役のヴァネッサは老齢だがとても美しい。英国女性らしい気品があり、愛しのロレンツォ探しの旅では行く先々でおじいちゃん達にもてもて。イタリア男性は女性に愛想がいいと言うが、年とってもそうなのかと知る。

小さな車での旅なのだが、イタリアの素晴らしい風景も見所のひとつ。太陽やブドウ畑など、見ているだけで深呼吸したくなる。

無事ロレンツォと再会できたクレアは、なんとその後結婚までしてしまう!彼がまた、おじいちゃんながら思慮深いイイ男だった。実にお似合いの二人だ。

そして、ソフィーとチャーリーもまた、「ロミオとジュリエット」のようにバルコニーにて互いの気持ちを告白し合う。

悪人が登場せず、見ているこちらが心配するほどの困難なシーンもなくある意味とても見やすい作品。

輝くオーラを放つアマンダの相手に、特にイケメンでもないクリストファーを抜擢したところが、現実味があっていいのかも?美男美女だとあまりに完璧な物語になりすぎる気がするから。

想像通りのハッピーエンドに、明るい気持ちで見終えることができる。


ジュリエットからの手紙


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¥1,000


原題:The Bucket List
監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ他
制作:2007年アメリカ
上映時間:97分
配給:ワーナー・ブラザーズ
公式サイト


ストーリー:

2大オスカー俳優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが初共演を果たした人間ドラマ。

実直な自動車整備工のカーター(フリーマン)と豪放な実業家エドワード(ニコルソン)はガンで入院した病室で出会い、ともに余命半年を宣告される。
“棺おけに入るまでにやっておきたいこと”を書き出した“バケット(棺おけ)リスト”を作った2人は、リストを実現させるため人生最後の旅に出る……。
監督は「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー。





互いに余命6ヶ月と告げられた2人の初老男性の友情物語。

こういう男女問わず「2人の友情物語」の時は、たいてい性格が正反対なのが映画の鉄則な気がするが、例にならってこの物語も。

最高の人生の見つけ方3


真面目なカーター(モーガン・フリーマン)と態度がでかいエドワード(ジャック・ニコルソン)という組み合わせがおもしろかった。

元気だったら出会わなかっただろう2人。
そしてもし出会っても、仲良くならなかったんじゃないかなーと思う。

出会いは最悪だった2人だけど、互いに余命短しと知ったことと実は気が合うんだということに気づいたことにより、次第に仲良くなっていくのがほほえましい。

性格が反対で合わない部分も多くある2人だからこそ、笑えるシーンもけっこうあった。

似た者同士じゃないのが、かえって相手に興味を持って良かったんじゃないかな。

なんでそこをそう考えるんだこいつは!?とあっけにとられることにより、より相手に興味を持つという。


2人が入院して同室になる病院は、実業家エドワードの持ち物で、その後の世界旅行も彼の資金で豪勢に進んでいくわけ。

ここは映画ってかんじだよね。

「死ぬまでにしたいリスト」をひとつづつ実行していくんだけど、お金があってこそ実現できたってことが多いんだもん。

たとえば最初に叶えたひとつ、スカイダイビング。

最高の人生の見つけ方2


まじめなカーターは、ふだんは冷静で穏やかなのに、この時だけは本気であせって怖がっちゃう姿が笑えた。

それに引き換えエドワードは、がっはっはーっと、飛び立つ時も空中でも物怖じしないの。

あれって、スタントマンなしで本当に飛んだんじゃないかなー?
音声はあとで入れたにせよ。

うーん、でも、お2人ともけっこう年だから、心臓麻痺なんか起こしたらたいへんだから、やっぱりスタントマンなのかな。

最高の人生の見つけ方


家族を愛し神を信じるカーターと、数回の離婚経験を持ち今は独り身で無神論者のエドワード。

これも「正反対」を表現するにはわかりやすいよね。

性格だけじゃなく、生きてきた環境や取り巻く人物まですべてが正反対なの。

でも実はエドワードには「お父さんなんか死んじゃえ」と言われた、会いたくても会えない娘がいることがわかり、カーターは豪快でぶしつけなヤツだと思っていた彼に過去の影を見る。

エドワードは、娘をなぐった男が許せなく、ヤクザらしきものを使って脅したのね。

それでその男は娘の元を去る。そして傷ついた娘が発した言葉が先ほどのもの。

たいてい世間がそうであるように、エドワードも娘に関してはナイーブな心の持ち主だったから、すっかり落ち込んじゃったみたい。

そしてそれ以後、娘に合わせる顔がないと思ってしまったみたい。

この設定って、実によくありがちだけど、ぽっと差し込むにはわかりやすい話だからいいと思う。

視聴者として、容易にエドワードの傷心が理解できるものね。


男2人旅のしめくくりは、けんか別れ。

カーターがこっそりエドワードを彼の娘の家の前まで車で連れて行く。

もちろん良かれと思ってしたことなんだけど、そんなことするなと激怒し1人去っていくエドワード。

その後、自宅に戻ったカーターは倒れ、その後すぐに死ぬ。

死ぬ間際、エドワードと仲直りし、さらにリストの中にあったひとつ「死ぬほど大笑いする」を実行できたことが良かった。

なんだったかなー、ジョークかなにかで涙が出るくらい大笑いしたのね、2人で。

残りは君がやってくれ、と言い残しカーターは息を引き取る。

さすがに強がりで豪快な男エドワードも、泣いてた。

その後、エドワードは娘に会いに行く。

そこはセリフのないシーン。ピンポーンとベルを鳴らし、娘がドアを開け向き合う2人、という。

それと、じーんとしたのは、エドワードも死んでしまったあとのシーン。

彼に長く仕えてきた秘書が、エベレストの頂上に彼の遺骨を納めるの。

秘書はにこっと笑って、リストの「世界最高峰から最高の景色を見る」(だったかな?)をペンで消し、その紙もいっしょに納め、雪で固める。

そうなの。

エドワードの秘書(ショーン・ヘイズ)が、作品のスパイス的存在でなかなか良かったの。

秘書らしく礼儀正しくスマートな対応なのはもちろんなんだけど、ぴりっと辛口のコメントをご主人にさえ発するのが見ていて気持ちよかった。

エドワードが近く死ぬことがわかった時、「その・・・私はどのような態度を取ればよろしいのでしょうか」みたいなことを少し遠慮がちに聞くのね。

エドワードは「おまえが私ならどうする?」と逆に聞き返すの。

そうしたら「全遺産を秘書に残すと言います」と、ユーモアで返すの。あくまで真顔で。

ひと言ひと言がそんな感じで、笑えた。


余命半年と知った時は、2人とも落ち込んでたけど、おもいきり楽しい時間を過ごせ、かなり満足だったみたいで良かった。

知り合って3ヶ月もたたないのに、生涯最高の親友になるなんて、なかなかないような話だけど、あったら素敵ね。

最高の人生の見つけ方



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¥5,040→¥3,780


原題:GRBAVICA/GRBAVICA(英語:THE LAND OF MY DREAMS)
監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
出演:ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ、レオン・ルチェフ、ヤスナ・ベリ、デヤン・アチモヴィッチ他
製作:2006年ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
上映時間:95分
配給:アルバトロス・フィルム、ツイン
公式サイト


2006年ベルリン国際映画祭:金熊賞(グランプリ)
エキュメニカル賞
平和映画賞
ミリャナ・カラノヴィッチ・・・ブリュッセル・ヨーロッパ映画祭で主演女優賞


ストーリー:

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボで、シングル・マザーのエスマは12歳の娘サラと2人で暮らしている。
生活は厳しく、エスマは深夜までナイトクラブで働かねばならない。
疲労が重なったエスマは、ときどき自分の感情をコントロールできなくなり、サラに対して辛くあたってしまう。
一方、娘のサラは戦争で死んだという父親の死について疑問を持ち、エスマを問い詰める。
エスマには娘には言えない隠された過去があったのだ。

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サラエボの花3


初監督で各国で称賛を浴びたのは、32歳の女性ヤスミラ・ジュバニッチ。10代をサラエボの紛争の中で生きた人。それだけでこの映画に対する想いの強さが伝わる。

主演ミリャナ・カラノヴィッチはセルビア生まれ、その娘役ルナ・ミヨヴィッチはサラエボ生まれ、ミリャナと親しくなるペルダ役のレオン・ルチェフはクロアチア生まれ。

それぞれの国の名前を聞くだけで、一体どれだけのつらい思いや経験をして生きてきた人たちなんだろう・・・と、勝手に心を痛めてしまう。戦争、紛争、という単語がすぐに思い浮かんでしまうから。


舞台は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボ。ボスニア紛争の傷跡が残るサラエボで懸命に生きる女性エスマが主人公。

この前観た「こわれゆく世界の中で」と同じで、エスマ(ミリャナ・カラノヴィッチ)は裁縫の仕事をしている。でも、収入は厳しく、ナイトクラブでウエイトレスの仕事も始める。娘の修学旅行のお金が必要なのだ。

親がシャヒード(殉教者)なら修学旅行の費用が減額になる。シャヒードは、戦死した英雄扱い。残された遺族は誇りに思う。

エスマの夫はシャヒードなのに、減額申請しないエスマ。遺体が見つかってないというのもあるが、何か秘密を抱えていると、娘サラ(ルナ・ミヨヴィッチ)もなんとなく感じ始める。

サラには、ケンカがきっかけで親友になった同級生の男の子がいる。サラは誰にでも受け入れられる性格じゃないぶん、親しい友人はわずかだが、それはそれで小学校生活を楽しんでいる。

その男の子のお父さんは、敵にのどを切られて死んだ。そのことをサラに告げ、父が残した拳銃で撃ち合って遊ぶ。自分の父親はこうやって殺されただなんて会話を子供がするのが普通っぽいなんて、悲しすぎる。

サラエボの花2


サラ役のルナ・ミヨヴィッチ、もちろん幼くあどけないんだけど、大人っぽいなー。真っ白な肌に真っ赤なぷっくりくちびるで、美人さん。

ボスニア紛争では20万人が死に、難民・避難民が200万人も発生し、ヨーロッパ最悪の紛争と言われている。

生き残っても傷だらけの心で生きている人がたくさんいるのだろう。そのひとりがエスマ。娘サラはボーイッシュで生意気ざかりでケンカっぱやい女の子。母親をもちろん愛していて、自分が捨てられないかと不安がるかわいい面も。

父親を知らないサラが、「私のどこが父さんに似てる?」とエスマに聞き、髪の色がそっくりと言われ、うれしそうに自分の髪を触るシーンがぐっときた。ふだんつっぱってるサラも、心を痛めて生きてるんだなと感じられるシーン。

だけどとうとうエスマがサラに隠し続けてきた過去が暴かれることになってしまう。

修学旅行にシャヒードの申請をしなかったことを強く疑問に思ったサラが、「本当は私の父親が誰だかわからないんでしょう、大勢にレイプされたから」と言い放つ。サラのほっぺたをひっぱたくエスマ。

拳銃をエスマに向け詰め寄るサラ。興奮したエスマはとうとうそうだと認めてしまう。収容所キャンプで敵兵にレイプされできたのがあんただよと真実を口にしてしまう。

映画冒頭シーンでも流れた、たくさんの女性たちが悲しそうな顔をしてうつろな顔をし歌に耳を傾けていたのは、そういう心にも体にも傷を負った人たちの集いだったのだ。

再びこの集いのシーンが流れ、声を殺し泣き崩れるエスマの姿が映し出される。どの女性も死にそうな表情をしている。すごくつらいシーン。エスマの気持ちを思うとやりきれなくて泣けた。

ここまでくると、エスマが夜の仕事場でときどき具合悪くなったり裏で涙を流していたりしていた理由がわかる。精神安定剤のような薬を飲んでいた理由も。ただ単に紛争により心を痛めただけじゃなかったと。

その頃、サラはなんとバリカンで髪を全部剃っていた!髪の色が父親にそっくりよと言われたから・・・。

だけど「私のどこが父さんに似てる?」と聞かれたときのエスマの心情も思うと、どんなにか笑顔を保つのに苦労しただろうと傷つく。

エスマの傷もサラの傷も深い。戦争で心にも体にも深い傷を負うのはいつだって女性と子供。

ルナ・ミヨヴィッチ、たぶん本当に髪を丸刈りにしたんじゃないかな。12歳のプロ根性。

サラエボの花1


最後、丸刈り頭に水色のバンダナを巻いたサラが、無事修学旅行へ旅つシーン。

言葉なく複雑な表情でサラを抱きしめるエスマ。暗い表情のままバスに乗るサラ。

でも、バス後部座席から母を振り返り手を振るサラ。それを見てうれしさのあまりぱっと笑顔になるエスマ。

知らないほうが良かったかもしれない真実だけど、知りたくて知ってしまったサラと、言わないと誓ったのに言ってしまったエスマ。

どちらも深く傷ついたけど、真実と向き合いながら生きて行くと決意したんだろう。

良かった。2人は大丈夫。修学旅行からサラが帰って来てもうまくやっていける。

どんなひどい悲劇が起こったかは、映画公開当時のサッカー日本代表オシム監督のメッセージをご覧ください。

彼もまたボスニア紛争の被害者のひとりだったそう。

それぞれのシーンをていねいに作った印象が強く、ここ最近でいちばん涙が止まらなかった映画。

32歳の女性監督の思いが、公式サイトの「インタビュー」から知ることができます。


サラエボの花

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¥3,990→¥2,479


原題:LARRY CROWNE
監督:トム・ハンクス
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、ブライアン・クランストン他
製作:2011年アメリカ
上映時間:98分
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト


ストーリー:

リストラから気持ちを切り替え通い始めた大学で運命を変える女性に出会う中年男性を描くヒューマン・ドラマ。
大学を卒業していないがために仕事をクビになる男にトムがふんし、教えることへの熱意をなくした教師をジュリア・ロバーツが演じる。


  



トム・ハンクスが監督と主演を。
台本を読んだジュリア・ロバーツが「是非私にこの役をやらせて」と。

主人公2人が何せ豪華だから、中みを知らずに借りてみた。

結論から言うと、たいして心は揺さぶられなかった。
こういうのをハートフル・ストーリーと呼ぶのかもしれないが、アメリカのリストラという現実を描いている割には切迫感がなく、間延びした印象の作品だった。

あえてコメディタッチに仕上げたのだろうが、ユーモアも中途半端で爆笑するようなシーンはなし。くすりと笑える箇所がいくつかある程度。

幸せの教室

社交的で裏表がなくフレンドリーなラリー・クラウン(トム)。一生懸命務めて来た会社を、学歴のなさという理由でリストラされる。

そんなラリーが仲良し隣人の勧めで通い始めた大学で出会う教師がメルセデス・テイノー(ジュリア)。やる気をなくした冷めた教師。初回の講義から冷め切っていて、こんな教師に当たったら絶対にいやだなと思わせる役柄だった。

夫とうまく行かず、教師生活に夢も持てなかったメルセデスが、明るいラリーや学生達と時間を過ごすにつれ、徐々に輝きを取り戻して行くと言ったら良いのだろうか。

そうは言っても「幸せの教室」という邦題と反して、さして心にせまるシーンもない。ただみんな一応授業を楽しみにしているらしく、和気あいあいとした空気に変わって行くところが和むと言えば和むのかも。

メルセデスは結局夫への想いはなく、最後にはラリーと想い合うようになる。そのあたりの描き方も雑だった。2人の間に熱い想いは感じ取れず、良い人だから付き合ってみようかな、くらいの軽やかな恋愛物語に変換して行ったのがラストシーン。いつの間にかメルセデスの夫の存在はなかったかのようになっていたのも疑問。

突っ込みどころは多いけど、激しい展開を求めずのんびり観たいならこのくらいでいいのかも?


幸せの教室



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【2013/01/28 00:21】 | 「さ」行
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¥3,360→¥2,486


原題:Snow White and the Huntsman
監督:ルパート・サンダース
出演:クリステン・スチュワート、 シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース他
製作:2012年アメリカ
上映時間:127分b
配給:東宝東和


ストーリー:

グリム童話の名作「白雪姫」を題材に、悪の女王と戦うヒロインの姿を描いたアクションアドベンチャー。
己の権力と美貌を脅かす若き継娘スノーホワイトを抹殺するため、邪悪な女王は狩人を刺客として送り込む。
しかし、スノーホワイトはその裏をかいて狩人から戦いの術を学び、悪の女王に対抗する。


  



白雪姫かぁ、と新鮮味は感じなかったものの、シャーリーズ・セロンが見たくてレンタルした。

姫君スノーホワイトが高い塔に幽閉されるとか、りんごをかじると死んでしまうとか、7人の小人が出て来るとか、オリジナルの「白雪姫」をベースにしている分、原作を思い起こさせるシーンは多いが、子供向けには仕上がっていない。

スノーホワイト


ラヴェンナ女王(シャーリーズ・セロン)ははまり役だったと思う。冷酷さと美しさと狂気を上手く演じきっていたシャーリーズに拍手。

シャーリーズが迫力があった分、クリステン・スチュワートのスノーホワイト役は、少し霞んだ。美しいのだが表情が乏しく、強さよりも寂しさばかりが瞳に表れる女優だと思った。目に影があるので、カラッとした明るい役より寂しげな役が似合うと思うので、そういう意味では適役か。

作品全体を通して色数が少なく、女王の支配で人々の心がすさみ氷りついている様子が表現されている点は良かった。グレーや黒の色合いが、暗さや不安を伝えていた。

唯一華やかに彩られたシーンは、スノーホワイトが大きな白鹿に出会うシーン。木々や花々、太陽の光が温かく美しかった。

だけど、どう考えたって、このシーンは宮崎駿監督の「もののけ姫」を参考にしているというか真似ているとしか思えない。きっとそんな話がスタジオジブリにもあったのではないだろうか。

もののけ姫に出て来る「こだま」らしきものも、登場していた。目のあるきのこ。これが出て来た瞬間に、もののけ姫が頭に浮かんだもの。白鹿が矢で射られる展開も、もののけ姫そのもの。

日本のアニメがアメリカ映画に影響を与えてるのは喜ばしいことだ。

スノーホワイト

良かったなーと思ったのは、スノーホワイトが幼い頃に離れ離れになったウィリアム王子と再会したが、彼のキスでは生き返らず、彼女を必死で守ってくれたエリック(クリス・ヘムズワース)のキスで目覚めたこと。

ヒーローが王子ではなく、野蛮だけれど心根の優しい方だったというところが、おっと思わせてくれて良かった。そこだけ、小さなラブ・ストーリー。


スノーホワイト


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【2012/10/22 23:31】 | 「さ」行
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