映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:PAY IT FORWARD
監督:ミミ・レダー
出演:ケヴィン・スペイシー、ヘレン・ハント、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジェイ・モーア、ジム・カヴィーゼル、ジョン・ボン・ジョヴィ他
制作:2000年アメリカ
上映時間:123分
配給:ワーナー・ブラザーズ


ストーリー:

中学1年生になった最初の日、社会科のシモネット先生が出した課題は“この世の中を良くするためには何をしたらいい?”というもの。
そして、トレバー少年が思いついた方法は“ペイ・フォワード”――人から受けた好意を別の人へ回す――というものだった……。

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この前の深夜放送で久しぶりに見ました。3回目くらいかな。

3月11日の大震災で不安なこの時期だからこそ、あえて放送したのかなって思いました。

ハート温まるテーマだものね。

中学生になった最初の社会化の授業に現れたシモネット先生(ケヴィン・スペイシー)は、顔半分から首にかけてやけどを負っていた。その原因はのちにわかることになるんだけど、物語前半では特にスポットを当てられることはない。

シモネット先生が、1年かけての課題だと生徒たちに出したのは「どのようにしたら世の中を良くすることができるか」という大きな漠然としたもの。

でもさすが中学に入りたてのピュアな子供たちね。いろいろ考えるの。その中でもシモネット先生が「今までの長い教師人生の中で、これは初めてのアイディアだ」と絶賛したのが、トレヴァー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)のもの。

ペイ・フォワード1


1人が3人に親切をする。その3人は、親切をしてくれた人にお返しをするのではなく、他の3人にそれぞれ親切をする。そうすれば、善意の輪が広がるという、なんとも素晴らしい考え。

ま、まあ、図に書くと、上のようにネズミ講っぽくなっちゃうんですけどね。善意がピラミッド状に広がっていけば、こんな素敵なことない!一見きれいごとに聞こえるんだけど、少しずつ広がっていき、最後にはなんと実は社会現象にまでなってしまうんだからトレヴァーすごい。

雨の中車が故障した男性に、新車のジャガー(だったかな?)をあげてしまう紳士。

けんかで血を流す黒人男性は、病院で、つらそうに咳をしているのに順番待ちさせられている少女を早く治療しろ!と銃をぶっぱなして医者をおどす。これも形はどうあれ善意。

これはあとになってわかるんだけど、すべてトレヴァーの「ペイ・フォワード」案からスタートしたものだった。

トレヴァーの父親はアル中で家を出て行った。母親もアル中だけどトレヴァーを心から愛しているのがわかる。

ペイ・フォワード3


この父親役、ボン・ジョヴィだったのねー。あんまりそっち系の音楽詳しくないんだけど、私でさえ名前を知っている有名人。急に帰って来てちょこっとしか出て来なかったけど。

トレヴァーの母親アーリーン(ヘレン・ハント)は、「アル中克服の会」みたいなのに参加していて、一生懸命アルコール断ちしようとがんばっていた。

父親を好きではないトレヴァーは、大好きなお母さんがシモネット先生と結ばれるように企む。ここがかわいい。2人を引き合わせ、母親のデートの服まで選んであげる。

真面目なシモネット先生は、なかなか一歩前に踏み出せなかった。それは、自分が教師という立場だという以外に理由があった。それはやけど。顔と首だけではなく、胸まで焼けただれていて、それをネックにしていたのだ。

このやけどにはつらすぎる過去があった。子供の頃、父親にガソリンをかけられ火をつけられたというのだ。だからこそ、子供の傷心に敏感なシモネット先生だった。

ペイ・フォワード2


アーリーンもシモネット先生に惹かれていたので、2人は結局恋人同士になる。トレヴァー良かったね。うれしそうにはしゃぐトレヴァーが上のシーン。

ハーレイ・ジョエル・オスメントって、やっぱり寂しそうな切なそうな表情が上手だねー!捨てられた子猫のような小犬のような表情。どうにかしてあげなくてはと、大人が胸をかきむしられるような。

父親が大好きな母親に暴力をふるっていた記憶、アルコールから抜け出せずに苦しみ苛立つ母親の姿などが、トレヴァーをいつもどこか影のある表情にする。

アル中の子はアル中、ってことかいなと思ったんだけど、アーリーンの母親もアル中で、路上生活生活をしていた。浮浪者のみなで集まりコミューンのようなかんじで共同生活しているかんじ。

そんな母親を、許すと伝えに来たアーリーンは、きっと捨てられたんだろうね。そして恨みを持っていたんだろうね。だけど、息子のペイ・フォワード計画に共感し、許す気になったんだろうね。

トレヴァーの誕生日会は、みんなが集まって幸せそうだった。そこに現れたのは、ペイ・フォワード計画をスタートさせたトレヴァーに会いたいと取材に来た男性。

照れながら、学校の教室でインタビューを受けるトレヴァー。

その直後、信じたくないラストシーン。ちょっとそれはないんじゃないと思わず怒りかけた。

ペイ・フォワードを提案しながらも、いじめられている同級生を助けられなかった過去を持つトレヴァー。

またその子が3人組(なんでいじめっこっていつも3人組なんだろう)にいじめられていた。今度こそトレヴァーは勇気をふりしぼり、3人に向かっていく。

うち1人が取り出したナイフが、トレヴァーのわき腹を刺し、なんと死んでしまう。

このシーンはあっという間の出来事だった。あっけなさすぎ。

これはないよね・・・。いじめっこから助け出して、ぱっと笑顔で、「やったね、トレヴァー」と明るく終わって良かったのでは・・・。

きっと監督も、ラストシーンは悩んだと思うけど。

呆然として言葉を失うアーリーンとシモネット先生がいる家の前に、ろうそくの火を灯す人々が静かに集まる最後のシーン。

ペイ・フォワードを考え出したトレヴァーは死んじゃったけど、彼の想いはたくさんの人々に受け継がれたというわけですね。

それでもやっぱり死なないでほしかったー。


ペイ・フォワード 可能の王国

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【2011/03/30 00:05】 | 「は」行
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