映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:A Beautiful Mind

監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー他
上映時間:134分
製作:2001年アメリカ
配給:UIP

第59回ゴールデン・グローブ賞:作品賞
主演男優賞はじめ4部門を獲得


ストーリー:
大学院に入る前から天才数学者と呼ばれていたナッシュは、その才ゆえに精神を病む。
集団における個人の意志決定メカニズムを定式化した“ゲーム理論”を構築し、後の経済学理論に大きな影響を与えノーベル経済学賞を受賞した実在の天才数学者の数奇な人生。


 

公開当初以来だから、10年ぶりくらいに観たことになる。
その頃、ラッセル・クロウが好きで、特に今作での彼の演技力は素晴らしく、強く印象に残った。

実在するジョン・ナッシュ(1928年生まれ)が主人公。物語は1947年プリンストン大学院。学生だったナッシュが年老いるまでを描く。

今作のおもしろいところは、観客も物語の前半は騙されること。

ナッシュが関わる3人の人間と彼が身を置く環境は、彼の頭の中だけにある架空のもので、実在しないということ。ナッシュは精神分裂症だったから。

自称人間嫌いの変わり者ナッシュ(ラッセウ・クロウ)は、友人はいるけれど、一番気を許せるのはルームメイトのチャールズ(ポール・ベタニー)だった。

ビューティフル・マインド

国家機密に関わり、彼を危険から守るパーチャー(エド・ハリス)。チャールズの死んだ姉の残した子供。

この3人が、実は想像上の人物であるとは、観客も最初は気づかない。国家機密に関わってるなんていうのも空想。そこがこの映画の作りのうまいところ。

ビューティフル・マインド

恋愛なんてできないと思ったナッシュだが、好意を寄せる彼の生徒であったアリシア(ジェニファー・コネリー)と結婚。男の子を持つ。途中、赤ちゃんをお風呂に入れっぱなしで気がふれたシーンは、我が子を死なせやしないかとひやひやしたが、アリシアが駆けつけて回避。

アリシアも、ナッシュの頭がおかしいことには結婚後も気づかなかった。何せもともと変わり者だと思いつつ情を抱いていたので、それが病気だとは考えもしなかったのだろう。親友だというチャールズの話も実在するものとして信じていた。

天才と馬鹿は紙一重というが、頭が良すぎるがために精神を病んでしまう人間がいるのだということを、まざまざと見せつけられる。実話だからリアリティがある。

研究への熱意は生半可なものではなく、没頭しすぎておかしくなったナッシュ。部屋中にべたべたと新聞や雑誌の切り抜きを張りめぐらし、そこには謎の数字や文字を書きこまれている。数字に取りつかれた彼らしいが、少しぞっとするシーンだ。

妻アリシアやローゼン医師(クリストファー・プラマー)、友人たちの力を借りて、なんとか幻影と戦うナッシュ。最初は自分が幻影を見ているなんて認めなかったが、ようやく受け入れるようになるのだ。

ラストシーンのナッシュはおじいさん。
卒業大学で出世を遂げた昔の友人ハンセン(ジョシュ・ルーカス)の力を借り、図書館で自身の研究に没頭するようになるナッシュ。

周囲の大学生は彼を変人奇人扱いするが、少しずつひとりふたりと彼に歩み寄るようになる。図書館の机を囲み5人ほどの学生と話をするナッシュの姿が微笑ましくてジーンとした。
それを見つめるアリシアも同じ気持ちだったろう。

そんな心を病んだナッシュの理論がノーベル賞を受賞することになり、周囲からの敬意を得、ハッピー・エンド。
大勢の観客を前に、一直線の視線をアリシアへ注ぎ、感謝の気持ちを伝える感動シーン。

最後の最後まで幻影は消えることはなかったが、それが現存しないことを認めたナッシュは、静かにそんな自分を受け入れることにしたのだ。それは彼が前に進もうとする決意であり、強さを要する姿勢だったと思う。

心理的サスペンスというのだろうか。
幻影と見せつつ実はやはり現実?と途中思わせるシーンもあったり、ノンフィクションとは思えないハラハラ感がいい。

そして、役柄同様、その役に没頭しているかのような迫真の演技を見せてくれたラッセルに拍手!
彼自身が本当に気が病んでしまったのではないかと思わせるほど、真に迫っていて感動した。


ビューティフル・マインド





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【2012/12/14 00:53】 | 「は」行
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