映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


¥2,280


原題:LA MOME/THE PASSIONATE LIFE OF EDITH PIAF/LA VIE EN ROSE
監督:オリヴィエ・ダアン
出演:マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ他
製作:2007年フランス、イギリス、チェコ
上映時間:140分
配給:ムービーアイ

マリオン・コティヤール‥‥第33回セザール賞主演女優賞、第65回ゴールデングローブ賞主演女優賞受賞


ストーリー:

「愛の讃歌」など、数々の名曲で世界中を魅了した伝説の歌姫エディット・ピアフの生涯を描く伝記ドラマ。
美しい歌声を披露したコティヤールの熱演と、愛に生きたピアフのドラマチックな人生のドラマが堪能できる。


  
映画ブログランキング


エディット・ピアフという名前は知っていたし、「愛の賛歌」「ラヴィアンローズ」などものすごく有名な曲も少しは知っていた。
だけど、彼女の人生や人柄には全くの無知だったので、今作を観てみることに。

1915年フランスに生まれ、のちにフランスを代表するシャンソン歌手となったエディット・ピアフ。47歳という年で病死するその直前まで歌うことをやめようとしなかった人。

売れないシンガーの母、大道芸人の父の間に生まれ、売春宿を営む祖母に育てられたピアフ。母や父への哀愁は感じられず、そこで出会う女性たちにかわいがられ、貧しいながらも幸せそうに見えた。
子供時代に視力を失うが、映画ではケロリと回復していて拍子抜け。真実はもっと大変だったんだろうな。

決して美人ではなく上品でもなく、というかどちらかというと下品なピアフは、女性らしさなど一かけらも感じせなかったけれど、唯一素晴らしい歌声が彼女の宝だった。街角で歌い始めたピアフは、さっそく業界人に見初められ、あれよあれよという間に人気歌手に登りつめる。

エディット・ピアフ

人気歌姫ともなれば貫録がついて美しく変貌しそうなものだが、変化なし。大酒飲みでコンサート直前に「歌わない」とわがままを言うなど、自分勝手な印象が強い。まあ、見方を変えれば、誰にも媚びず、歌いたいから歌う、という一貫した姿勢も感じられるのだけれど。

ピアフは容姿にはあまりこだわらなかったよう。「お客は私の歌声を聞きに来てるのよ」とドレスアップにもメイクアップにも興味を示さない。周りを囲む友人のようなスタッフたちがさぞかし苦労したことだろう。

エディット・ピアフ

上画像は、ダイヤの原石であるピアフの歌声にもっと磨きをかけようと、有名な作曲家レイモン・アッソ作曲家が厳しく指導するシーン。

割愛されている箇所もあるようだが、大恋愛も経験しているピアフ。
歌うことと愛することに全身全霊を傾けるその姿は、時に異様。
気が狂ったかのように大声を張り上げるシーンも少なくない。

一番心を打たれたのは、ピアフ役のマリオン・コティヤールの演技力。
マリオンといえば、どこか寂しげなセクシーな役や悪女役がぴたりとはまる、強く引き付けられる女優。
鋭く射止めるような瞳がとても印象的。

そのマリオンが、「美しい女優」の姿を完全に消し去っている。
映画の中で一度もセクシーさは現れないし、女性らしさも皆無。
歌の才能は抜群だけれど、薬漬けで体がガタガタの哀れなピアフを見事演じきっている。
もうその演技を見ただけで、こみあげてくるものがあった。
あまりにリアルで迫力があるから。
きっと誰もがマリオンの存在に圧倒されたはず。

吹き替えではなくマリオン自身の声で歌いあげた「愛の賛歌」や「Non, je ne regrette rien(水に流して)」などはあまりに素晴らしくて涙が出た。
歌を聞いて涙がこみ上げるって久しぶり。
映画を観終わってすぐ、YouTubeでエディット・ピアフの数曲をお気に入り登録した。

一見はちゃめちゃではた迷惑なエディット・ピアフ。
だけど彼女はやはり愛されていたのね。その歌声だけじゃなく手を焼く人柄も。
傷つき寂しさを味わったぶん、彼女の歌や人への愛がより深く感じた。


エディット・ピアフ


映画ブログランキング




スポンサーサイト

【2011/10/12 18:57】 | 「あ」行
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。