映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:LE PETIT NICOLAS/LITTLE NICHOLAS
監督:ロラン・ティラール
出演:マキシム・ゴダール、ヴァレリー・ルメルシェ、カド・メラッド、サンドリーヌ・キベルラン、フランソワ=ザビエ・ドゥメゾン他
製作:2009年フランス
上映時間:91分
配給:コムストック・グループ、フェイス・トゥ・フェイス
公式サイト


ストーリー:

フランスで50年以上愛され続けている国民的絵本「プチ・ニコラ」を、実写映画化したハートフル・コメディー。
両親の会話を立ち聞きして、弟が生まれたら自分は捨てられると思い込んだ少年が巻き起こす騒動を描く。


 
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フランスでは知らない人はいないというほど安定した人気。
サルコジ大統領の名前がニコラだから、大統領に就任した際に「プチ・ニコラが大統領になった!」とマスコミが騒いだそう。
日本でいうところの「サザエさん」「ちびまるこちゃん」、アメリカの「スヌーピー」のような存在。

これら↑は作品を観終えたあと公式サイトで知ったのだけれど、そうだったのねと深く納得。物語が始まる冒頭(タイトルバック)は、動きのある飛び出る絵で立体的。この時点で、ワクワク感がもう始まっていた。
どこかで見かけたイラストだなと感じたかわいらしい数々の絵は、そんな人気から来ていたわけだ。

1950年代から60年代にかけては、新聞にも掲載されていたそう。

プチ・ニコラ

もうとにかく、ニコラ(マキシム・ゴダール)がかわいくてたまらない!
真っ白な肌に、純粋な瞳、母親にきっちり前分けされた前髪。そして、赤いベストに半ズボンにロングソックス。
これがニコラ・スタイルなわけだけど、お人形のようなビジュアルに終始目が釘付け。
子供好きだからなおさらだけど、そうじゃない人でもニコラのかわいさには引き込まれるものがあるはず。

いいところのお坊ちゃん、といったかんじのニコラは、ふとしたことから、ある日母親が赤ちゃんを産むのだと勘違いする。しかもそれは彼の中ではイコール弟。そして、さらに笑える思い込みなんだけど、自分は両親に森に捨てられると信じこんでしまう。

なぜここまで妄想にとらわれたかというと、やはりきっかけはある。それは、クラスメイトのジョキアムに弟ができ、彼が沈んでいたこと。弟がちやほやされ沈むジョキアムを見て、ニコラも(勝手に)危機を感じる。

そこで登場するのがニコラのゆかいな仲間たち。
ニコラが森に捨てられないよう、生まれてきた弟がどこかへ行ってしまうよう、知恵を絞る。かわいすぎる単純さ。

プチ・ニコラ

みな個性豊かな男の子ばかり。
いつも食べているふとっちょなアルセスト、コスプレ好きな大金持ちのジョフロア、おバカさんでぼーっとしているクロテール、将来の夢は強盗だというウードなどなど。

見ていて楽しめた理由のひとつは、この、それぞれの豊かな個性。
行動も発言も、すべてきっちり個性を生かしたものになっているから、見ていてわかりやすい。

共通点は、みんな一生懸命ひとつの問題を解決しようと取り組む熱心さ。といっても、その熱心さはずれているんだけど、それが面白くて笑える。

お母さんにお花を買ってゴマをする作戦。バラは枯れていたけれど、この作戦は成功。
家中をピカピカにしてお母さんを喜ばせる作戦。これは大失敗。家中しっちゃかめっちゃか状態。猫は洗濯機に入れられ哀れな姿に。

最終的にみんなで思いついたのは、弟をギャングに誘拐してもらおうという作戦。
ギャングを雇うにはお金が必要だと知り(これも大きな勘違いなんだけど)、今度はどうやったら稼げるか必死に考える。

男の子たちのずれているけどピュアなひたむきさに、とにかく笑いが止まらない。どうしてそうなるのよー、と突っ込みたくなりつつ、あまりの純粋さに感動さえしてしまった。

プチ・ニコラ

ニコラのお父さんとお母さんも頻繁に登場する。
出世したいけれど温厚でそれとはほど遠いイメージの父。たまの夫婦げんかの時は大声張り上げたりもするけれど。
ニコラが、自分のことを大好きだと信じて疑わないお母さん。
夫の出世のために社長夫妻を夕食に招くシーンでは、思いっきりずっこけぶりを発揮し大失敗するけれど。

弟が生まれて来ないとわかった時、落ち込むニコラを笑わせようとおどけるお父さんが笑えた。

最後には、ニコラに妹ができる。
弟しか頭になかったニコラはいったんがっかりするが、その幼い発言は周囲の大人達を楽しませ笑わせる。

冒頭で、将来何になりたいか、という作文が書けなかったニコラだけど、妹が生まれたあと、夢がはっきりする。将来、みんなを笑わせる人間になりたい、というのがニコラの夢となる。
さきほどの、お父さんがニコラとお母さんを笑わせたシーンからつながるものがある。

この落ち、なんて素敵なのだろう。
映画を観ている間、ほぼずっと笑い続けていたのだから、ニコラの夢は叶っている。

少年たちのかわいらしさだけでも十分楽しめる作品だけど、美術効果もすごいと思う。
全体的に鮮やかな色彩で、それぞれのシーンが1枚の絵のよう。絵本が原作だから、映画の色彩にもこだわったのではないかな。

軽やかな音楽もいい。
テンポがあり、次はどんなことをしでかしてくれるのだろう、と期待が高まる。

1週間で3回も見ちゃった。
笑いどおしだし、それくらい心が温まるから。

幸せ気分に浸れる作品。
絵本もいつか読んでみたい。

プチ・ニコラ

  
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【2011/11/12 00:03】 | 「は」行
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