映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:The Deep End of the Ocean
監督:ウール・グロスバード
出演:ミシェル・ファイファー、トリート・ウィリアムズ、ウーピー・ゴールドバーグ
製作:1999年アメリカ
上映時間:108年
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


ストーリー:

3歳で失踪した息子の9年後の生還が家族に投げかける波紋と、彼らが必死に再生への道を探る姿を描いたベストセラー小説の映画化。
1988年、ウィスコンシン州マディソン。カッパドーラ家の3歳の次男ベンが行方不明になってしまう。
即座に、大がかりな捜索が行われるが、事件に巻き込まれたという以外手がかりは得られなかった。
それから9年、ふとした偶然から事件は解決、ベンと家族は突然に再会を果たす。
しかし、空白の9年を埋めることはあまりにも困難な道乗りだった。


最近似た邦画を見たなーと思ったら、「八日目の蝉」でした。

「八日目の蝉」は、他人の赤ちゃんを誘拐し、自分の子供として育てた女性が主人公。

「ディープ エンド オブ オーシャン」は、3歳の息子を誘拐され、9歳の時に無事戻って来た母親が主人公。

これって‥‥多くはないだろうけど、実際にある話なんだろうな。

子供の気持ちを想うと複雑すぎてどうしたらいいのか言葉に詰まる。今まで愛情を注いで育ててくれた「両親だと思っていた大人」が実は誘拐犯だったなんて。

生みの親がまるで赤の他人に思えなじめないのは当然だ。
3歳までの記憶というのはほぼ残ってないもののようだから、自分が誘拐されただなんて全く思わずそだったのだから。

正真正銘我が子なのに、他人行儀で腫れものにでも触るようにサムに接する両親の気持ちも、かなりつらいものがある。

特に母親役のミシェル・ファイファーは、時がたっても笑顔にどこか曇りがある演技が上手だった。完全に晴れ渡った笑顔ではない。息子を失った苦しさから逃れるため、フォトグラファーの仕事に没頭する。

我が子だと思っていたら、元妻が誘拐した他人だったなんて、その父親ジョージの気持ちも計り知れない。

皆が皆苦しむ展開。

今作で誘拐されたサムは、素直で賢い男の子。

自分を3歳の時に誘拐した「母親だと思っていた女性」は、すでに自殺しこの世ににいない。「父親だと思っていた男性」は、自殺した元妻がサムを誘拐したことを知らずに我が子として愛情を注いで来た。ある意味彼も被害者。自殺も罪の意識からだったのか。

サムが戻り、マスコミに注目され話題の一家となるカッパドーラ家。サムは3ヶ月は大人しく素直に過ごした。

が、ある日ぷちっと糸が切れたように気持ちをぶちまける。なぜ自分が我慢しなければならないのか、父親の元へ帰りたい、と。

カッパドーラ家の両親は苦しんだ挙句、サムの気持ちを最優先しジョージの元へサムを戻す。
サムがそれを望んだから。

だが、何日間が空いたかは映画からはわからなかったが、それほど長くたたないうちに、最終的にサムは再び自らカッパドーラ家に戻って来る。

きっかけは、兄ヴィンセントだった。

ヴィンセントは、幼い頃から誘拐された弟のことで自分がないがしろにされていると感じ、わざと警察沙汰の問題を起こしたりするなどやさぐれていた。不良とまではいかないのだけれど。

そんなヴィンセントは唯一サムを腫れものとして扱わない人間だった。サムはだからこそ彼に親しみを覚える。

そして、サムが唯一カッパドーラ家にいた頃の記憶として残っていたのが、ヴィンセントとの鬼ごっこだったのだ。箱の中に隠れたらふたが開かなくなってしまったけれど、兄が助けてくれると信じていたから怖くなかったんだよとヴィンセントに打ち明ける。

つまり、大人がヤキモキしているのをよそに、子供同士はしっかり兄弟愛により絆を取り戻していたのだ。

このラストシーンが一番泣けた。

ヴィンセントも冷めたような素振りを見せつつも、幼くして姿を消した弟のことを考えなかった日はなかったに違いない。

この物語はハッピーエンドで終わったからいいが、同じような悲劇が世の中に少しでも存在しませんように。


ディープ エンド オブ オーシャン


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【2012/07/24 13:25】 | 「た」行
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初めまして。
間諜X72
先日、妻とこの映画を見ました。
切なかったですね。

次男が9年の時を越えて家に戻ったけど、うまく行かない。
苛立つ母親、そして家族・・・。
悲しいですね。

最後にハッピーエンドが待っていましたが、次男はまた育ての親のところに行くかも知れない。
そんな気持ちになるラストでした・・・。

>間諜X72さん♪
キャメロン
コメントありがとうございます。

奥さまとご覧になられたのですね。
登場人物の心の内を想うと、観ているこちらも傷ついてしまうというか…本当に切ないです。

確かに、サムは再び出て行ってしまうかも、という想いもよぎります。
ただ、賢い少年はきっと人の心の痛みを誰よりわかる大人になり、きっと両方の親に等しい想いをかけられるようになるのではないか、という期待も持ってしまいます。



ミシェル・ファイファー
間諜X72
>キャメロンさん

レスをありがとうございました。

>ミシェル・ファイファー

どこかで見た女優さんだなと思ったら
「スカーフェイス」でアル・パチーノの妻(他人の情婦だった)を演じていた人ですね。
あの映画とは全く違う役柄で驚きました。

>賢い少年はきっと人の心の痛みを誰よりわかる大人になり、きっと両方の親に等しい想いをかけられるようになるのではないか、という期待も持ってしまいます。

仰る通りです。
でも
両方の親同士は仲が悪いままでしょうか・・・・?

>間諜X72さん♪
キャメロン
コメントありがとうございます。

ミシェル・ファイファーは、具体的な作品名は思い出せないのですが、今まではけっこうコメディタッチや役柄が多かったんですよね。
だから、今回は彼女にとっても思い出深い作品になったのだろうなぁ、と思いました。

両方の親…
いや!きっと、サムの愛情が双方をつないでくれると信じます。
両方の親とも、サムを愛する気持ちは変わらないですから。
そして、「大人の私達は何をごちゃごちゃ思っているのだろう。ヴィンセントやサムのように素直に生きよう、愛そう」とぱっと吹っ切れる日がいつか来るのではないでしょうか。



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コメント
この記事へのコメント
初めまして。
先日、妻とこの映画を見ました。
切なかったですね。

次男が9年の時を越えて家に戻ったけど、うまく行かない。
苛立つ母親、そして家族・・・。
悲しいですね。

最後にハッピーエンドが待っていましたが、次男はまた育ての親のところに行くかも知れない。
そんな気持ちになるラストでした・・・。
2013/02/16(Sat) 17:44 | URL  | 間諜X72 #RT/RfttY[ 編集]
>間諜X72さん♪
コメントありがとうございます。

奥さまとご覧になられたのですね。
登場人物の心の内を想うと、観ているこちらも傷ついてしまうというか…本当に切ないです。

確かに、サムは再び出て行ってしまうかも、という想いもよぎります。
ただ、賢い少年はきっと人の心の痛みを誰よりわかる大人になり、きっと両方の親に等しい想いをかけられるようになるのではないか、という期待も持ってしまいます。

2013/02/17(Sun) 02:04 | URL  | キャメロン #-[ 編集]
ミシェル・ファイファー
>キャメロンさん

レスをありがとうございました。

>ミシェル・ファイファー

どこかで見た女優さんだなと思ったら
「スカーフェイス」でアル・パチーノの妻(他人の情婦だった)を演じていた人ですね。
あの映画とは全く違う役柄で驚きました。

>賢い少年はきっと人の心の痛みを誰よりわかる大人になり、きっと両方の親に等しい想いをかけられるようになるのではないか、という期待も持ってしまいます。

仰る通りです。
でも
両方の親同士は仲が悪いままでしょうか・・・・?
2013/02/17(Sun) 09:51 | URL  | 間諜X72 #RT/RfttY[ 編集]
>間諜X72さん♪
コメントありがとうございます。

ミシェル・ファイファーは、具体的な作品名は思い出せないのですが、今まではけっこうコメディタッチや役柄が多かったんですよね。
だから、今回は彼女にとっても思い出深い作品になったのだろうなぁ、と思いました。

両方の親…
いや!きっと、サムの愛情が双方をつないでくれると信じます。
両方の親とも、サムを愛する気持ちは変わらないですから。
そして、「大人の私達は何をごちゃごちゃ思っているのだろう。ヴィンセントやサムのように素直に生きよう、愛そう」とぱっと吹っ切れる日がいつか来るのではないでしょうか。

2013/02/17(Sun) 12:37 | URL  | キャメロン #-[ 編集]
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