映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:Los Abrazos Rotos
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ他
制作:2009年スペイン
上映時間:128分
映倫区分:PG12
配給:松竹
公式サイト

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「オール・アバウト・マイ・マザー」「ボルベール/帰郷」でも、ペドロ・アルモドバルペネロペ・クルスって組んでるのね。

ボルベール」がじとっと心に残ってたので、今回の「抱擁のかけら」もぜったい観たいと思ってた。

好きなストーリー展開ではないけど、ペネロペが画面に登場するだけでどうしてこんなに華やぐんだろうってぐらい「見ていてぽわーんとなれる」作品。

わたし、男にくるおしいほどの想いを捧げる女、って役設定好きじゃないんだよね。

逆バージョン(男が女を強く想う)っていうのは、一般的だしあるあるって思えるんだけど。

でもまあ、ペネロペが出てくる時点で、激しく愛に燃える女なんだろうなーっていうのは想像しやすい。

今作もあまりに想像どおりの女性像で、肩すかし。

だけど、まさにはまり役。

だいたい、トマトレッドのスーツに同じ色のピンヒールだなんてファッション、女優さんなら誰でも着こなせるってわけじゃないよね。

小麦色肌のペネロペだからこそ、美しく強く印象に残るってもの。

その格好で、年老いたダンナから階段の上から突き落とされちゃうんだけどね・・・

このダンナもめんどくさいやつだったなー。

ペネロペを独占したくて、彼女が映画監督と愛し合ってるのを知ってるくせにストーカーまがいにつけ回って焼きもち度数を上げてるの。

お金のためだけに結婚したペネロペにとってのしっぺ返しみたいなもんだわ。


ストーリーの運び方は、目が見えない元映画監督が、記憶をさかのぼって息子に語るってつくり。

それにしても、これを見ちゃうと、やっぱり映画監督って恋多き人種が多いのかねーと思っちゃう。

ひと目惚れシーンも、ありふれすぎてイラッとした。

スタッフとして彼を支える奥さんも、小さからぬ心の葛藤があるだろうに、映画監督であるだんなを辛抱強く支えてる。

スペイン女性って感情バクハツさせる情熱家タイプが多いイメージがあったけど、ショートカットヘアが似合う奥さんは、まるで昔の日本女性のように見えた。

抱擁のかけら


最後のほうで、ふたりが暴力亭主から逃れて滞在する部屋。

色づかいがきれい!

一見ちぐはぐっぽいのに、きれいにまとまってるかんじ。日本ではこんな壁紙ありえないしねー。さすがスペイン。

ちなみにこれはテレビを見ているシーンだよ。

この部屋から出て車に乗り、夜道を家へ戻ろうとするふたり。

真横から突っ込んできた車により、ペネロペは死亡、映画監督のおっちゃんは失明。

前触れのないあまりに突然な喪失感が、ヨーロッパ映画らしいと思う。

何かを予感させる演出(たとえば音楽とか、過去を瞑想とか)が一切ないのよね。

だから、見てるわたしははおもいっきりどっきーんとする。

この映画監督は、目が見えなくなって良かったのだ。そうして、思い出やら後悔やらにひたればいい。

「ボルベール」よりはまだ終わった感がある作品だったかな。

すっきりした終わり方をしないのは欧方面映画の特徴だから、いつものこと。

抱擁のかけら






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FC2blog テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

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