映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:Penelope
監督:マーク・パランスキー
出演:クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ、キャサリン・オハラ、ピーター・ディンクレイジ、リース・ウィザースプーン他
製作:2008年イギリス&アメリカ
上映時間:101分


ストーりー:

おとぎ話の香り漂う独特の映像世界とハートフルなストーリーが魅力の映画。

魔女に呪いをかけられ、豚の鼻と耳を持って生まれた裕福な名家の娘ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)。
マスコミと大衆の目から身を守るため、屋敷の中だけで生きてきた彼女は、永遠の愛を誓って呪いを解いてくれる男性を待ち続けていた。
そんな中、名家出身の青年マックス(ジェームズ・マカヴォイ)が現れるが……。

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新年第1弾は、「ペネロピ」。選んで大正解。ハッピー気分になれるお話です。

ペネロペ・クルスとは関係ありません。主人公の女の子の名前がペネロピなのです。

物語のスタートから衣装や部屋や小物まで、すべてがおとぎ話仕立てで女性向けの映画だと思います。

DVDの特典映像で、美術さんが「おとぎ話のようにするために、家や部屋やペネロピの服装などを個性的にした」と話していた。

ペネロピ1


こんなおとぎ話チックな部屋で、ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)は25年間も過ごしてきたの!

先祖代々伝わる呪いにより、生まれたときから豚鼻だったペネロピを、嘲笑から避けるため母親(キャサリン・オハラ)が必死で彼女を守ってきたいわば城。

1歩も外へ出ることなく、25歳という年まで家の中で過ごすとは想像を絶する。

さらに心打たれるのは、決してそれが「閉じ込められていた」わけではなく、母の気持ちを思うペネロピ自らの選択だったというところ。

一番つらいのはペネロピ自身なはずなのに、涙も見せずあらくれて周囲を困らせたりもしない。実によくできた女の子なの。

幼い頃からいろいろ習い勉強してきたから、頭もいいし。

むしろ母親のほうが困ったもんで「これはあなたのせいじゃないのよ。こんな鼻あなたじゃないのよー」とか号泣して、ペネロピが抱き寄せよしよししてるなんてシーンも。

母は母なりに、ペネロピにちゃんとした人間の鼻に戻って幸せになってほしいと強く願ってるのね。

父親は・・・こういう場合よくありがちなように、妻に振り回される主張のないいわゆる「ふうつにいい人」。

父親側の家系による呪いによってペネロピが豚鼻になったっていうのに、罪悪感とか見えない。気持ちがフラットというか、今どきの草食男子系というか。

ペネロピ4


鼻以外はこんなに美少女で、声だって優しくふんわりした美声。

この鼻、特殊メイクで取り付けるのに2時間かかるんだって。

この鼻に決まるまで、いろんな形の鼻を試したそう。あまりにリアルだったり怖かったりするものもあったらしく、クリスティーナはかわいく見える豚鼻を選んで残ったのがこちら。

うん、けっこうかわいいよね。

由緒正しき家系の男性と結婚すれば、呪いが解け人間の鼻に戻れるという言い伝えがあることから、母ジェシカは必死で相手を公募する日々。

7年間(つまり18歳からってことになる)も、何人もの男性がペネロピの家を訪れ、まずは顔を見ないでマジックミラー越しに話をするという面接のようなお見合いのような。

そして、話が終わるとペネロピは相手の前に登場する。相手は、豚鼻のペネロピを見たとたん猛ダッシュで逃げる。

その逃げ方がおもしろいんです。

ペネロピ宅の2階の窓ガラスをがっしゃーんと突き破って落下するというなんとも大胆な方法。

そしてそのあともおもしろくて、執事が猛ダッシュで逃げた相手を追うの。豚鼻のことを口外しないと誓約書を書かせるために。

しかも走りやすいようにと奥様が与えた真っ赤なランニングシューズを履いて。黒のタキシードに赤のシューズ。笑えた。

そう、ちょこちょこ笑えるシーンがはさまれてます。そういうのって好き。

ペネロピ2


そんなペネロピにとうとう運命の人現る。
マックス(ジェームズ・マカヴォイ)はペネロピの顔を見ても逃げなかったし驚かなかった。

だけどここには裏があるのです。

名家の息子なのに(最後に実は人違いだったと判明するんだけど)ギャンブルから抜けられず借金を抱えていたマックスに、5,000ドルあげるからペネロピの豚鼻証拠写真を撮るようにと雇われたのだ。

お金欲しさにペネロピに会いに行ったマックス。

だから、ペネロピの姿を見ても逃げたり驚いたりするはずはなかったというわけ。

でも当然そんなことは知らないから、ペネロピは予想外のことに軽く驚き、母親は大喜び。

写真だと向き合ってるかのように見えるけど、実はふたりの間にはマジックミラーという隔たりがあるのです。

ペネロピ側からだけマックスが見えるの。

「外で出ようよ。いつかはそうしないといけないんだから」というマックスの言葉に少し心動くペネロピ。

マックス役のジェームズ、落ちぶれた感ばっちりのイケメン君というかんじ。
実は心の奥に熱いものを持ってるっぽいところもうまく演じてた。

その後3日続けてペネロピと話をし、だんだんその性格に惹かれていくマックス。

だけど、ささいな誤解から、マックスはやはり自分をモンスターだと思ってると傷つきとうとう家を飛び出すペネロピ。

その後のペネロピは、街で見るものすべてが目新しくワクワク。母のクレジットカードを持って来ていたので、お金には困らない。ひとりでホテルに泊まって暮らし始める。

素直で性格のいいペネロピだから、ワクワク街を歩く姿を見て、こちらも素直に「良かったな~」って祝福気分になれた。

ペネロピ3


でも一応こんなかんじでマフラーで顔は隠してるのね。自分を卑下するペネロピではないけれど、やっぱりみんなが逃げて行くのは見たくないもんね。

それで、マックスがビールがおいしいと言っていたから、ひとりで入ったお店で酔っ払ったときに出会ったのが彼女、アニー(リース・ウィザースプーン)。

マフラーで顔半分を隠すペネロピを見て「逃げてるの?それとも整形失敗?」と聞くアニーに「後のほう」と答える。

それから2人は自然と仲良くなる。今までは空想の友達と遊んできたけど、ペネロピにとっては初めての友達だよね。
世間知らずのペネロピにあれこれ教えて連れて行ってあげるアニー。


ある日ペネロピの気持ちに変化が表れる。豚鼻の自分の写真を撮って、世間に公表するのだ。

びっくりした。一大決意という雰囲気はなく、さらりとやってのけちゃうんだもん。

もちろん世間は大騒ぎ。だけどね、自然体のペネロピはみんなの人気者になっちゃうの。

市長と肩を組んだ写真が新聞に載ったり、ダーツバーでもみなが周りに集まってくるくらい。


最後、奇跡が起きる。

「私は変わりたくないの、ママ。今の自分が好きなの」と訴えたら、なんと呪いが解けて人間の鼻に戻ったのだ。

つまり・・・呪いを解く言い伝えどおりではなく、ペネロピは自分で自分を受け入れることによって、自分で呪いを解いたのだ。

今作の教訓ここにあり。

その後家を出、小学校の教師になったペネロピは、実はずっと想っていたマックスと再会し結ばれる。

超ハッピーエンドで気持ちいい。

あ、でもちょっとした驚きのオチがあったんだった!

呪いをかけた魔女が、実はペネロピ家に仕えていた執事だったのだ。化けていたのだ。

彼(彼女か)は、ペネロピが元の鼻に戻ると同時に家を出た。そしてそのとき、最後の呪い?魔法?をペネロピの母親にかける。

声を取ったのだ。しゃべれなくしたのだ。

感情的でぺちゃくちゃしゃべる母親だから、「うるさい。だまれ。自分のおしゃべりを自覚したときに、声を取戻せるだろう」とでも言いたかったんじゃないかな。

これまた教訓だね。口は災いの元。

本来なら暗くて悲惨なストーりー設定なのに、にっこりほほえみ続けて見れた、その製作能力に拍手。

好きな映画。

ペネロピ

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FC2blog テーマ:洋画 - ジャンル:映画

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