映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:ENSEMBLE, C'EST TOUT(英語:HUNTING AND GATHERING)
監督:クロード・ベリ
原作:アンナ・ガヴァルダ
出演:オドレイ・トトゥ、ギョーム・カネ、ロラン・ストーケル、フランソワーズ・ベルタン、アラン・サッシュ他
製作:2007年フランス
上映時間:93分


ストーリー:

画家を目指す女性カミーユは、ひょんなことから貴族出身のフィルベールの家に同居することに。
だが、彼の同居人でコックのフランクは毎日違う女性を連れ込み騒いで、カミーユと対立してばかり。
そんな中、カミーユはフランクの祖母が養護施設に預けられていることを知り、同じ家に引き取ろうと主張する。
そして始まった4人の奇妙な共同生活。
不器用で繊細で愛おしい4人の男女が織り成す上質なフレンチ・ラブ・ストーリー。

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ココ・アヴァン・シャネル」からひとつさかのぼり、オドレイ・トトゥの最近の主演作品。

タイトルがいかにも日本人ウケする意訳してるけど、英語だと「ハンティング&ギャザリング」とけっこう激しい印象。お国柄によって変わるものですねー。

試しにフランス語での原題「ENSEMBLE, C'EST TOUT」を検索してみたら、「ENSEMBLE」は「いっしょに」、「C'EST TOUT」は「それは全てです」という意味でした。英語訳のほうが近いですね。

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主要登場人物は、最初は3人。途中からおばあさんが出てきて4人。

清掃の仕事をしながら画家を目指すカミーユ(オドレイ)。少食でガリガリに痩せている26歳の女の子。賃貸でとある家の屋根裏部屋に住んでいる。

オドレイが本当にガリガリなのに驚いた。もともと細身だけど、さらに役作りのために体を絞ったのではないでしょうか。

フィルベール(ロラン・ストーケル)は、貴族出身でどことなく気品がある、言語障害で神経質さから時にヒステリックになってしまう心優しき男性。家の中でもきちんと白シャツにニットのベストを重ねているところで気品を表現。

亡くなった祖母だか祖父だかの歴史ただよう屋敷に住み、美術館でポストカードを売る仕事をするが、舞台に立ち演劇をすることを夢見る。

フランク(ギョーム・カネ)は、フィルベールの家に居候するルームメイト。料理人の仕事を真面目にしつつ、倒れた祖母の面倒を見なければならないこともあり、ストレスをためる毎日。フィルベールに怒鳴って八つ当たりする場面も。

その祖母が、ポレット(フランソワーズ・ベルタン)。自宅に帰りたい、なんで私ばかりがこんな目に、と文句ばかり言いながら養護施設に暮らす。フランクのストレスは、そんな祖母のグチをがまんして聞かなければならないことでもあった。


物語の最初のほう、フィルベールの優しさが際立った。食事に招待してくれたカミーユがインフルエンザになったとき、屋根裏部屋から自宅へ抱きかかえ連れて来て献身的に看病してくれる。

ここでほほえましいのは、恋心などの下心は一切なかったこと。フィルベールには美術館でポストカードを買ったひと目惚れした女性がいたから。

カミーユとフィルベールは、あっという間に親友のように仲良くなる。互いの優しさに心を開いたのね。見ていてほほえましくなる男女の友情。

体調が良くなるまで、というはずだったが、カミーユはそのままフィルベールの家に住むことになる。そのことに最初は反対し反抗的な態度を取り続けていたフランクだが、少しずつカミーユとの3人共同生活を受け入れていく。

フランクは、自分のストレスをフィルベールやカミーユに八つ当たりしていだけだったのね。それを自覚していたから、だんだん反省するようになったんだと思う。

そして、カミーユはフランクの働く店の厨房でいっしょに仕事をすることになる。フランクが人手が足りないからと誘ったのだ。

その頃からふたりは恋人として付き合いだす。

養護施設にいる祖母ポレットにカミーユを会わせたフランク。ポレットとカミーユは女性同士ということもあり、すぐに仲良くなる。

カミーユという女の子は、決して社交的ではないし誰とでも仲良くなれるタイプでもないのだけれど、相手とまっすぐ向き合うきれいな心を持ってるから、フィルヴェールやポレットと通じ合うことができたんだと思う。

私が面度見るからと、フィルベールの家にポレットを呼び、4人の共同生活が始まる。それでもなお自宅に戻り猫に会いたいというポレットの願いを、フランクとカミーユは叶えてあげる。優しい。

ポレットは最後、椅子にすわったまま静かに息を引き取る。その死に顔をスケッチするカミーユ。

あのフィルべールは、必死の訓練で言語障害を克服し、舞台の上から好きになった女性の親に「結婚します」と告白。まじめで優しい青年にこんな度胸があったとは。

イギリスで仕事をすると立ち去ろうとするフランクに素直に「行かないで」と言えないカミーユ。ここでつらくとも分かれ立ち去るのがフランス流だけど、そんなことはなく2人はハッピーエンド。いっしょにフランクのおじから受け継いだレストランを切り盛りすることになる。

奇をてらうことのないストーリーで、起承転結も波が穏やかで見やすい。

どこかしらに必ず哀愁漂わせるフランス映画の中で、これはふんわりしていてある意味フランス映画らしくない作品。

フランス映画ってちょっと苦手で・・・とか、フランス映画初心者さんにおすすめ。

フィルベールの人柄に心温まりました。

ゆったりした気分で観られる作品です。

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