映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:Charlie Wilson's War
監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ジャド・テイラー他
製作:2007年アメリカ
上映時間:101分
配給:東宝東和


ストーリー:

米ソが対立する冷戦時代、たった一人のの破天荒な男が世界を大きく変えていく、ノンフィクション国際政治ショー。
人生を楽しむのがモットーのお気楽政治家チャーリーが、セレブで反共産主義のジョアンとはみ出し者CIA捜査官ガストと組み、おおらかな人柄と人脈で人類史上最大のプロジェクトを成功させる。

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時代は1970年代~1980年代。

名もないテキサス州の下院議員チャールズ・ウィルソン(トム・ハンクス)は、女性とお酒とドラッグ(映画の中では彼がドラッグをしているシーンはないけれど)が好きな快楽主義者。

こういう政治家って、この頃やもっと以前に多かったのでしょうね。裏舞台ではとても政治家と言えないようなことをしていた人達。

人当たりがやわらかくトークもウィットに富んでいて、悪巧みするでもなく、男性にも女性にも好かれるタイプ。こういうタイプって、単純な私が想像するいかにもアメリカンな紳士。

アメリカに惚れ政治家になっただけはあって、平和主義であり、ソ連の攻撃に苦しむアフガニスタンの情勢をいつも気にかけていた。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー1


自分のオフィスにいるのは、有能な秘書をはじめ、事務員たちも胸元を開けた美人ぞろい。完全にチャーリーの選り好みね。だけどみんなきちんと仕事はこなす才色兼備。ちなみに、上画像では、右端にいる2人と手前に後姿でいる黒髪さんがその美女たち。

最初は、だらけた適当な男ってかんじで見ていていい感じがしなかったけど、彼の男性女性問わず好かれてできた人脈のおかげで、最終的には冷戦終結へ向かうんだから、遊び人政治家も捨てたものじゃない。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー2


テキサスで6番目の富豪であり美女であるジョアン(ジュリア・ロバーツ)は、チャールズ(通称チャーリー)の恋人の一人。ただの美女ではなく、各国の権力者にコネを持ち、裏で糸を引いてるかにも見える実力者。こういう女性ってかっこいい。

チャールズとアフガニスタンの首相を引き合わせたのもジョアンだった。

多少強引であったけれども、彼女のひと声で、チャールズが本気でソ連からアフガニスタンを救うべく動き出したのも事実。

支援基金(平たく言えば武器購入金)が当初500万ドルしかなかったのを、最終的には50億ドル(500億だったかな?)という巨額に引き上げたのは、チャールズの本気の動きももちろんだけど、ジョアンの力なしには無理だったのではないかと思う。ちなみにこの額、前代未聞らしい。

この映画を見ていると、表舞台に立ち活躍しているかに見える男性陣は、それを支える女性なくしては存在し得ないなと強く思う。

ジョアンだけではなく、第一秘書のボニー、美女事務員たち、政治裏話をしているときに相手方を誘惑させるのに使ったチャールズの知り合いのベリーダンサーと、とにかく女性パワーで乗り切った面多々あり。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー4


今回、多くの女性がチャールズの周りに登場したけど、色恋沙汰なしでしっかり彼を支えたボニー(エイミー・アダムス)が好印象だった。

遊び人だけど信念を持ち人柄のいいチャールズを信頼し、尽くす女性。

今作でのエイミーの画像は見つけられなかったので、上画像は「ジュリー&ジュリア」の時のもの。

エイミー・アダムスといえば、今作と同じ年に出演した「魔法にかけられて」のお姫様役主人公が有名。

私は2009年の「ジュリー&ジュリア」が好きだった。「魔法にかけられて」のふわふわしたお姫様役も似合うけど、ジュリー役のボーイッシュで喜怒哀楽の激しいいかにもアメリカ人女性といったかんじのほうが自然に感じられた。

今作でのエイミーは、常にチャールズのそばにいて、的確に仕事をこなす有能でチャーミングな第一秘書ボニー役。ポニーテールにタートルネックででてきぱきと歩く姿が知的で素敵だった。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー3


チャールズに次いで登場した男性がこちら、ガス(フィリップ・シーモア・ホフマン)。本名ガストだけど、チャールズはガスと呼ぶ。

CIA捜査官ガスは、仕事はできるし切れ者だけど社交性がなく、平気で上司の部屋のガラスを割ってしまうようなタイプ。

物怖じしないガスと最初は合わなかったチャールズ。だけど、ソ連打倒という同じ信念を持つ2人は徐々に気が合い、ともに前進。

本気でアフガニスタンとソ連の問題を解決しようとする政治家なんていない、とあきらめかけていたところに現れたチャールズは、ガスにとっても最後の希望だったに違いない。

着々と資金集めをしたチャールズたちのおかげで、アフガニスタンの人々は、ソ連軍のヘリは撃ち落とすわ、戦車は撃ち砕くわ。結果、ソ連軍撤退、冷戦終結へ。この撃ち落としシーンで使われた映像は、実際の戦いのものでした。

冒頭に、チャールズが国から表彰されるシーンが出てくるんだけど、これが再び最後に出てきて、ジ・エンド。

ちょっと気になったのは、ハッピー・エンドで終わったのにエンディングで、

「これは本当の物語だ。
輝かしい成果で世界を変えた。
しかし、最後でしくじってしまった。 チャールズ・ウィルソン」

と黒背景に白文字でタイトルが入ったこと。

映画を観終えたあと調べてみたら、ソ連が撤退したはいいけれど、その後アフガニスタンに過激派が流れ込み再び紛争・・・。

1990年代に入り、過激派アルカーイダ(アルカイーダじゃなかったのね)の闘争が過激になり、とうとう1993年9.11事件なる世界貿易センタービル爆破事件が起きてしまった。

直後、タリバン政権への武力攻撃のため、アメリカはアフガニスタンに侵攻することになった。

チャーリーたちが、ソ連からアフガニスタンを救い、人工の半分を子供たちが占めるこの国に学校や教育や仕事を与えるところまで尽力したというのに。

長い時がたたぬ間に、今度はアメリカがアフガニスタンを攻める立場になるとは。

もちろんここまでチャーリーが見通せるわけはなかったにせよ、英雄談で終わらせず「最後でしくじってしまった」と謙虚に加えるところは控えめだけどいい。

この映画は、アフガニスタン侵攻などという愚かなことをしでかしてしまったアメリカだけど、こんないいこともしたんですよ、と世界に示したかったのかな。

本当に悲しいことだけど、人類の歴史は戦争の歴史だよね。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

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