映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:The Man Who Knew Too Little
監督:ジョン・アミエル
出演:ビル・マーレイ、ピーター・ギャラガー、ジョアン・ウォーリー他
製作:1998年アメリカ
上映時間:94分
配給:ワーナー・ブラザース


ストーリー:

アイオア州のビデオ店に勤めるウォーレス・リッチーはロンドン在住の銀行家である弟ジェイムズに招待され、自分の誕生祝いをするため英国にやって来た。
弟からの誕生日プレゼントは兄に参加型演劇体験ゲーム「ライブ劇場」のチケット。
それは参加者が主役となり俳優たちに混じり生のドラマが体験できるもの。
街角の公衆電話で偶然、本物の殺しの指令を受け取たウォーレスは、英国とロシアの諜報部が絡む陰謀に巻き込まれていく。

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笑えた。サスペンスなはずなのに、主人公ウォレス(ビル・マーレイ)がタイトルどおり「知らなすぎた」ためにコメディ映画になっちゃってる。

しょっぱなから笑えたのは、ウォレスが、自分の誕生日を祝ってもらうために、わざわざアメリカからイギリスに住む弟(ピーター・ギャラガー)の元を訪れること。祝ってもらいたがるなんて、おちゃめなキャラクターじゃないですか。

だけど銀行家の弟は大事な商談を控え兄の誕生祝いどころではない。そこで、妻が提案した、今イギリスのテレビ番組ではやっている、演劇体感ゲームを兄にプレゼントすることに。それで3時間半つぶせるというので即決したのだ。

それは、参加者である客はこれから起きることは何も知らず、1本の電話を受けるところから始まる。そして支持どおりに行動し、あらかじめシナリオのあるハプニングなどを体験できるというシステム。物語の主人公になりきれる体験を提供するという商売。

ウォレスはかつて役者志望だったこともあり、最初は乗り気じゃなかったけど、だんだん起こるハプニングを楽しみ始めるというわけ。

ところが、最初の1本の電話は、イギリス諜報部が殺し屋にかけたものだった。それを、演劇屋さんからの電話だと勘違いして受けたことからウォレスの「知らなすぎ」冒険が始まる。

ウォレスにしてみれば、自分の身に起こること全てが「どうせ演技だろう」と思っているから、実は要注意人物である人間に出会うたびにリラックスして対応する。

一番最初は、ナイフを突きつけられ金を出せと言われ、財布を奪い逃げていく犯人に「あとでちゃんと返してねー」と、演技だと信じて疑わず。

俳優気取りで電話機に放った銃が本物のときでさえ、「よくできてるなー。いやー、びっくりしたよ」といったかんじでやはり本物とは信じない。

殺されるはずの女性ロリ(ジョアン・ウォーリー)と出会い、彼女と逃走するはめになり、いつの間にかイギリス諜報部から凄腕のアメリカ人殺し屋としてマークされるはめになっていても、とにかく体感ゲームと信じこみ楽しむ。

ロリが涙を見せたときも、「それって本物の涙?すごいなー。よく泣けるね」と、女優の演技だと思ってる。

無茶なカーチェイスをして警察に免許を出せと言われても、堂々と「やだね」とつっぱねるし。現実だったら、すごすご従うであろうに。

本物の殺し屋が殺されて椅子で死体でいるところを見つけたときも、まさか本物の死体とは思っていないウォレスは「君って本当に演技うまいね!本当に死んでるみたいだ」と笑って死体に話しかけ茶化す。

とにかくそんなかんじで、全てを演技だと思っているから怖いものなし。にこやかにサスペンス劇を楽しんでいるかんじ。

爆弾がしこまれたマトリョーシカの人形をそうとは知らずに持ちながらコサックダンスをするシーンも楽しかった。コサックダンサーに紛れて、踊ったこともないのに適当に合わせるの。

で、最後はというと、イギリス諜報部の悪者たちは、間違ってウォレスから奪い取ってきたマトリョーシカが逃げたヘリの中で爆発し死亡。そこも、まるで花火の打ち上げのようにユーモラスに描いてた。

ロリと恋をしたウォレスは、最後の最後までなんと真実を知らないで終わった。

ロリはロリで、ウォレスが演劇ゲームに参加しているとは知らず、温厚な人殺しとして彼を愛するんだからこれまた笑える。

この映画で学んだことがあります。
「知らないことは幸せ」ということ。

意図せず恐れられる殺し屋とプロに思わせるためにウォレスがした数々の行動も、よく考えられているなと思った。

椅子にしばりつけられたウォレスが、椅子ごと立ち上がり「あらよっと」ってかんじで振り返ったらたまたま敵を強打し気絶させるというような。

ウォレスは気づいてないんだけど、「うーむ、あの男手ごわいぞ」と思わせる行動をいくつも披露する。

終始余裕の笑顔で余裕の演技だったビル・マーレーはピタリはまり役でした。

94分という長さもちょうど良く、楽しい時間を過ごせる映画です。

知らなすぎた男

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