映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:NUOVO CINEMA PARADISO/CINEMA PARADISO
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン(中年期)、サルヴァトーレ・カシオ(少年期)、マリオ・レオナルディ(青年期)、アニェーゼ・ナーノ他
製作:1989年イタリア、フランス
上映時間:124分

1989年カンヌ映画祭審査員特別大賞受賞


ストーリー:

映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。

動画
YouTubeにて、作品のピックアップ画面が10分近くにもわたって見ることができます。

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ニュー・シネマ・パラダイス」といえば、魅力のひとつはやはり音楽。その音楽あってこそ魅力が何倍にも膨らんだのではないかと思う。

シチリア舞台の映画と聞くとどうしても「ゴッド・ファーザー」を思い浮かべる単純な私は、同時にあの哀愁漂う音楽が頭を流れ出す。

ところが、「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽は、明るい。心の中が太陽で照らされているかのような晴れ晴れしさ。そこに、無邪気な少年トトが現れると、無性に懐かい気持ちになる。

監督は、イタリア政府から勲章コメンダトーレを授勲されている巨匠、ジュゼッペ・トルナトーレ。他に「海の上のピアニスト」「題名のない子守唄」「マレーナ」など。


話は、映画監督として成功を収めた主人公サルヴァトーレ(通称トト)が、昔を懐かしみ回想する形で進む。

舞台は戦後間もないイタリア、シチリア。テレビもラジオもないその時代、人々の娯楽は映画だった。館内は、子供から大人までいつもぎっしり。みなで笑い転げ、興奮し、切なくなり、映画女優に恋焦がれる。

ニュー・シネマ・パラダイス2


映画館「パラダイス座」の映写室にいるのは、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)。可燃性の重たいフィルムを機械にセットしてスクリーンに映し出す。この映写室こそが、幼い少年トト(サルヴァトーレ・カシオ)と世代を超えた友情をはぐくむことになる場所。

ニュー・シネマ・パラダイス1


トトがかわいいったらない。この映画の成功の一要因であること間違いなしの強い存在感。ちなみに、トトは相性。名前はサルヴァトーレ。

母親に怒られようとアルフレードにもう来るなと言われようと、めげない。知恵の働くトトは、映写室に入り込もうとあの手この手で挑む。映画が大好きで映写室が大好きでアルフレードが大好き。

映画への想いが同じという共通点から、アルフレードはトトに心を開きふたりは師弟関係のような親友のような関係になる。

だけどその直後に悲劇が。可燃性フィルムに着火するという事故により、アルフレードはヤケドにより失明する。火は広がり映画館も丸こげ。必死でアルフレードを助けようとした幼いトトに心打たれた。

その後、サッカーくじで一気に富を得た男により映画館は再建され、アルフレードに代わりトトが映写技師になる。トトは真面目で変わらず映画を愛する青年に成長。マリオ・レオナルディが青年期のトト役。

ニュー・シネマ・パラダイス3


思春期のトトはお嬢様エレナ(アニェーゼ・ナーノ)に恋をする。

アルフレードから聞いたとある映画の一節に従い、毎晩エレナの家の窓の下に立ち、その想いを無言で訴える。最初は「あなたのことを愛してないもの」なんて言っていたエレナだったが、あっけなく?毎晩通ってくれるトトに気持ちが向いたようで二人は恋人になる。

ずいぶん簡単に想いが叶って良かったね、トト。通いつめるという方法は心を打つらしい。

でも結局、2人の仲を良く思わないエレナの父親に引き離される形になる。エレナは離れた大学へ行かされるために引越し、トトは兵役につき、その後再会することはなかった。

それでもずっとトトの心にいる女性はエレナだけだった。このエレナ役のアニェーゼ・ナーノがとても美しい。トトがひと目惚れだったのがわかる。

トトに、故郷にしがみつかず世に出て成功してほしいと願うアルフレードは、ここへ戻って来るなと追い出す。

長い年月がたち、映画監督として成功したトトはアルフレードが死んだと聞き、30年ぶりに故郷へ戻る。

ちょうどその時、パラダイス座が爆薬により取り壊されようとしていた。テレビやラジオが普及し、映画館の経営が続かなくなったのだ。

トトが若かりし頃映画館で見かけた人々がそこに集っていた。みな老いていた。映画を懐かしむ目をしていて、映画館が取り壊されるのをとても惜しんでいる目もしていた。

小さな町の住民みんなの夢の場所だったんだよね。みんなが集った思い出の深い場所だったんだよね。

人々の名残惜しさを存分に感じさせながら夢の象徴を壊すということで、寂しいけれど潔い結末。

そのあと、もうひとつラストシーンが残ってる。ここが、泣ける人は泣けるシーン。

ニュー・シネマ・パラダイス4


アルフレードの形見であるフィルムを見つけたトト。スクリーンに映し出されたのは、あらゆる映画のキス・シーンだけをつなげたフィルムだった。それは、昔はそのシーンが検閲でカットされていた部分。アルフレードはそのカットされたフィルムをこっそり取っておいて、つなげていたのだ。

ひとりそのつぎはぎのフィルムを見ながら、笑顔で涙を流すトト。アルフレードの思い出、自分が幼い頃からどんなに映画が好きだったかという懐かしさ、そんな様々な気持ちが一気に拭き出したのだろう。

父子、いやそれ以上に年の離れた2人の友情が、最後の最後に強調される。

私は映画が娯楽のすべて、という時代に育ってはいないけれど、なんだかとても懐かしい気持ちになる作品。

「そういえば、自分が幼い頃も映画が娯楽のすべてだったなぁ・・・」という世代の方は、私なんか以上に懐古の情にせまられること間違いなし。

ニュー・シネマ・パラダイス

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【2011/03/26 17:31】 | 「な」行
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