映画が大好きなOLが、映画館で観たりDVDで観たりした映画を好き勝手にひとりごと。ネタばれありです。
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原題:Whatever Works
監督:ウディ・アレン
出演:ラリー・デヴィッド、エヴァン・レイチェル・ウッド、パトリシア・クラークソン、ヘンリー・カヴィル、エド・ベグリー・Jr.他
製作:2009年アメリカ
上映時間:91分
公式サイト


ストーリー:

名匠ウディ・アレン監督の通算40作目となるラブコメディー。
かつて物理学でノーベル賞候補にもなったボリスは、自殺を図るが失敗。
命は助かったものの結局妻とも離婚し、大学教授の地位も失ってしまう。今では古いアパート住まいの彼はある晩、南部の田舎町から家出してきたメロディという若い女性に同情し、家に上げるが・・・。


  
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ウディ・アレンの映画は、それでも恋するバルセロナ」以来かな。
彼の作品は観始める前から、軽やかテンポで明るい気分になれそうってことだけは予測できるのが好き。

原題は「なんでもあり」「どうにでもなる」というような意味合い?
邦題は「人生万歳!」と、いかにもウディ・アレンがどの作品でもテーマにしそうなところをまとめたかんじになってるけど。

いやはや原題どおり、ふつの生活の中にいるぶっとんだ登場人物たちだけが登場するお話でした。

主人公はボリス(ラリー・デヴィッド)。
とにかく皮肉屋でいつも物事や人間のマイナス面ばかりをぐさぐさ矢で突いては言葉にする、そばにいたら絶対いやなタイプの老人。
マイナス思考なんだけど、うじうじせずにサバサバしているところはねちっこくなくていいなと思ったけど。

小学生にチェスを教えるのはいいんだけど、「なんてバカなんだ」「私の時間を無駄にしている」と、相変わらずの口の悪さ。笑えた。

そんなおじいちゃんの前に「お腹がすいたの。お願い、何か食べさせて」と突如現れたのが21歳のメロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)。
最初は軽快し面倒くさがったボリスだけど、メロディが悪い人間ではないことを感じ部屋に上げる。
そして結局「行く所がないの。お願い、ここに置いて」というメロディと共同生活を始めることになる。

人生万歳!


これだけで十分ありえない設定だけど、シニカルなボリスがだんだん優しい言葉を口にするようにならないところもさすがウディ。
メロディに恋心を抱いている感じもなかったんだけど、彼女がデートをすることになった時はじめてヤキモチ妬いてる表情になった。
結局、あなたを好きになったというメロディとなんと結婚してしまう。

2人は楽しく過ごしてたよ。
小難しい性格のボリスに、おっとりして全てを受け入れてくれるメロディは合ってたのね。

その後もしっちゃかめっちゃか。

人生万歳!


メロディを探しに来た母マリエッタ(パトリシア・クラークソン)は、ダンナが友人と浮気をして出て行ったからもう帰る所はないとボリスの家に住み着くし。
その母は、ボリスの友人2人と3人で恋愛関係になり同棲し、コラージュ(写真を切り貼りするアート)のアーティストになってるし。

気持ちをあらためマリエッタとよりを戻しに来たメロディの父は、マリエッタの変貌ぶりに驚きつつも身を引いて、バーで出合ったゲイの男性と最終的に恋に落ちてるっぽかったし。

若さゆえまだまだ気持ちが落ち着けないメロディは、結局同年代の青年と恋をしボリスの元を去るし。
でも別れのシーンは全くしめっぽくなくて、メロディは「あなたのことも大好きなんだけど」と名残惜しそうだし、ボリスは「いつかこんな日が来ることはわかっていたさ。正しい選択だ」と冷静だし。

ボリスはメロディに振られたあと窓から飛び降り2度目の自殺を図るけど失敗。占い師の女性の上に落下しちゃうという。
もちろんボリスは無事。占い師の女性は骨折して入院したけど無事。
で、これまたスピーディで2人は恋人関係に昇格。

人間の感情ってそんなに簡単にスピーディにコロコロ変わるものなの?というくらいみんなあっさり新しい人生に進んで行く。
この重ったるしくなくサクサク展開するところが今作の魅力。

ラストシーンは、そんな個性の強い登場人物たちが和気あいあいとひとつの部屋に集まり新年を迎えるところで終わる。

カメラに向かって「私は新年を祝うのが嫌いだ。みんな無理矢理めでたそうに演じているところがね」と最後までかわいくないセリフを吐くボリスだけど、軽くうかべた笑顔は幸せそうだった。

こんな老人いそうだよなーと思わせるラリー・デヴィッドの演技がおもしろい映画だった。
そして、人に迷惑をかけなきゃ何をやってもいいのだ、というボリスの考えが彼自身にも周りの人間にも貫かれているのが爽快だった。


≫人生万歳!

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【2011/08/25 18:36】 | 「さ」行
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